ある日突然息苦しさを訴えた30代の妻に、医師が告げたのは難病「リンパ脈管筋腫症」の疑い...。夫婦で病気に立ち向かう姿を描いたコミックエッセイ『大好きな妻が難病になった話~ふうふの日記マンガ~』の作者・カレーとネコ(@kareneko02)さんに、当時の思いなどを伺いました。
※本記事は過去に掲載したものを再構成したものです
■妻の様子を気遣いながら帰宅
妊娠する可能性のある女性に発症することが多いと言われている「リンパ脈管筋腫症」は、肺にのう胞ができてしまう病気で、増えてくると呼吸不全になることも。緊急入院した病院から一旦帰宅することになった妻は、少しずつ休みながら家へと向かいます。
■不安を打ち消すように明るく振舞うが...
現在は、手術を経て自宅に戻られた奥さん。病とともに暮らす夫婦の日常には変化が訪れたと言います。
「1番変わったのは外出時です。通院時などに酸素吸入器をキャリーケースのように引いて歩くのですが、慣れないうちは少し歩いては休憩というのを繰り返していました」。
そんな変化の中にも、夫婦には変わらないことがあります。 「(酸素吸入器を運びながらの外出は)体力的には大変ですが、僕ら夫婦が元々呑気な性格なのもあって、ゆっくり2人で目的地に着いたらいいねという気持ちで、そのあたりの精神的な部分はあまり変わらなかったと思います」。
大きな不安を抱えながらも、自分たちらしく生活を取り戻していく夫婦。『大好きな妻が難病になった話~ふうふの日記マンガ~』では、応援したくなるふたりの愛しい日々が綴られてます。