「描いていないと...耐えられなかった」最愛の妻が難病に。闘病生活を漫画に描く理由は【作者に聞く】

思わずほっこりしてしまう"ふうふ"の日常をSNSに投稿しているマンガ家のカレーとネコ(@kareneko02)さん。しかしある日、妻に難病・リンパ脈管筋腫症が見つかり生活は一変します。SNSでは描かれなかったふたりの物語を加えたコミックエッセイ『大好きな妻が難病になった話~ふうふの日記マンガ~』について、カレーとネコさんにお話を伺いました。

■ふたりの会話がクセになる! 愛いっぱいの"ふうふ"のやりとり

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カレーとネコさん夫婦の、愛に溢れたやりとりは軽妙で心地よく、クセになります。

「はじめはもう少しギャグとして誇張したようなエッセイを描いていたのですが、もう少し日常に沿ったものをと今のような形で描きはじめました」

奥さまからも、現在の形のほうが評判が良かったそうです。

■平穏な生活の中で突然発覚した、妻の病気

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幸せな生活をおくるふたりでしたが、結婚6年目、妻に「リンパ脈管筋腫症」が発覚し生活が一変。手術を経て、現在は支え合いながら、少しずつ日常を取り戻すように過ごしています。

■マンガを描いていないと、耐えられなかった

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退院してから現在に至るまで、奥さまの体調をうかがいながらSNSに投稿を続けているカレーとネコさん。病気について描き続ける「理由」とは?

「現在進行形で病気について描くとどうしても心配をかけてしまうので、更新を止めるかは悩みました。しかし私自身不安な気持ちが強く、マンガを描いて気持ちの整理をしないと耐えられなかったのが最初の大きな理由です。マンガを通じて妻や誰かと繋がっていたいというのもあったと思います」

「ありがたいことに妻への温かい言葉や、同じLAM(リンパ脈管筋腫症)患者の方からもコメントをいただき、そこからは病気のことを知ってもらうためにマンガを描くようになりました」

一緒に食べた料理の感想を言い合ったり、季節の背景とともに写真を撮ったり...日々を慈しむように過ごすふうふ。お互いを労わり合うふたりの思いに、心がほっと温まる作品です。

 

漫画:カレーとネコ
漫画家。ヤンマガwebにて『SNS探偵オノノキツカサ』の原作を手掛ける。妻との日常や「リンパ脈管筋腫症」について描いた『ふうふの日記マンガ』がSNSを中心に人気。Instagram:kareneko0211
X:@kareneko02

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