「優しさもタダ飯も貪って...」最悪の朝、もう一度足を運んだ「あの場所」/マイ・リグレット

財布は盗む、タバコを吸う、学校はサボり、親や教師には反抗ばかり。絵に描いたようなやさぐれた高校生活を送る男子高校生、水津竜丸(すいづたつまる)は、友だちの勇仁(ゆうじん)と大和(やまと)とつるんでやりたい放題の日々。ある日、「ツケでメシが食える」という噂を聞きつけ、千田食堂に足を踏み入れる。そこで出会った店主は、お金がない人にも美味しいご飯を提供し、賢いけど社会に馴染めずニートになってしまった孫を心配するような本物の優しい人だった。そんな優しさにつけ込み、遠慮なくタダ飯を食べ、食堂をたまり場にする竜丸たち。心のどこかで罪悪感を抱いていた竜丸は、手に入れたお金でツケを返そうとひとりで店に向かうが...。

ひとつの後悔から始まる、少年たちの苦悩と葛藤を描いた成長物語『マイ・リグレット』(KADOKAWA)をお届けします。

※本記事は、砂糖野しおん著の書籍『マイ・リグレット』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

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※この記事は『マイ・リグレット』(砂糖野しおん/KADOKAWA)からの抜粋です。

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