下着を選ぶ基準は人それぞれですよね。着心地、機能性、価格、体型補正...。フィッターに相談しながらブラジャーを選ぶ時間ほど、贅沢なひとときはないのかもしれません。まして、そのひとつの下着が自分を本当の自分に近づけてくれる魔法のようなアイテムなら。34歳の派遣社員、深津ケイは契約満了間近の地獄のような日々を送っていました。7年つき合っている彼氏は「結婚」を言い出さず、これからもこんな生活が続いていくのかと悩んでいたところ、友人に紹介されたランジェリーショップで衝撃の体験をします。「あなたはもっと大切にされていい」 そう言われているみたいだったーー。
『ランジェリー・ブルース』（KADOKAWA）は、ひとつの下着との出合いから、新たな人生のステップに進もうとする女性の成長を描いた大反響WEB連載の書籍！ 1日の最初に肌につける下着という存在の大切さ、それを身につけることで変わっていく自分の意識。忙しさに追われて忘れていた"ときめき"を思い出させてくれるようなエピソードをお届けします。
※本記事はツルリンゴスター 著の書籍『ランジェリー・ブルース』（KADOKAWA）から一部抜粋・編集しました。
【前回】「死ぬほど私に似合ってる」人生初のフィッティングで出合ったブラジャー
