家は資産になりません。 平成の「住宅ローン事情」を知っておこう

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土地の値段が右肩上がりだった昭和の時代と、もはやそんなことは期待できない平成。マイホームの常識もがらりと変わっています。親のアドバイスでマイホーム購入を考えている人は、今のお金の常識をまず知ることが大切。そこで、ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんに、住宅に関するお金の常識「今」「昔」を教えてもらいました。

 

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史上最低の低金利時代!「家は資産になる」など昔の常識は通用しない

 

【昭和の住宅ローン金利は今の6~9倍だった】

昭和と平成の住宅購入事情で、最も大きく違うのは住宅ローン金利でしょう。昭和の時代、多くの人が借りていた旧住宅金融公庫の貸出金利は、1975年(昭和50年)で年5.5%。翻って今はといえば、マイナス金利政策の影響もあり、変動金利で年0・6%台、10年固定で0・85%(4月のみずほ銀行の金利)と、昔の常識が全く通用しないのです。

「平成の住宅ローン事情は、この低金利のメリットとデメリットを知ることが大事。また、共働き家庭が増え、夫婦でローンを組むケースが増えていることも昭和との大きな違いです。昔の常識にとらわれたままだと老後もローンを返し続けることになるかも!」(深田さん)

 


【家は資産?住居コスト?】

昔 → 結婚したら家を買うのは当たり前。家は資産になる

今 → もう家は資産じゃなくて、住居コストになることも!

「結婚したら家を買うのが当然。それで一人前」というのが昭和の考え方。昔は家を買えば資産になるといわれましたが、今はそんな時代ではありません。住宅ローン金利が低いため、身の丈以上にお金を借りられてしまいます。もしその返済が老後まで残ると、家は資産ではなく住居コストにしかなりません。

 


【住宅ローン。いくら借りる?】

昔 → 家賃を払うのがもったいない。同じ金額なら買ったほうがトク

今 → 家賃並みの返済額にすると、実は借り過ぎになって問題

毎月のローン返済が家賃額と同じくらいですむなら買ったほうがいい、と思いがち。でも、そこには問題が。毎月の返済額をベースにしてしまうと、低金利時代では必要以上の金額を借りられてしまいます。そこで購入予算を上げてしまうと、借り過ぎて返済期間が長くなり定年後まで続くことになってしまいます。

 

夫が一家の大黒柱で、終身雇用と退職金が約束されていた「昭和」。「平成」の今は、それが"夢"になっていまったことをまず頭において、マイホーム問題をよく考えて!

イラスト=あべさん 編集協力=松崎のり子 生島典子

 

〈教えてくれたのは〉

深田晶恵さん
ファイナンシャルプランナー、生活設計塾クルー取締役。個人向けにマネー相談を受けるほか、セミナー講師やメディア出演などで活躍。『30代で「そろそろお金を貯めよう」と思ったら読む本』(PHP文庫)など著書も多数。

 
この記事は『レタスクラブニュース』からの転載です。

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