新年度に入って早10日。みんな新しい環境にも少しずつ慣れてきて、ようやく1年が始まるという気配を感じます。
新年度をきっかけに、異動や新入学、入社などで新居に移動した方が多いのか、はたまた、心機一転で部屋の模様替えをしている方が多いのか、amazonの「ほしい物ランキング」は目覚まし時計とゴミ箱のオンパレード!
4月12日のamazonランキング「インテリアグッズ」部門のほしい物ランキング1~10位を調べてみると、1位と4位と9位に「ごみ箱」がランクインしていました。
1位 Joseph Joseph ゴミを1/3に圧縮するゴミ箱 クラッシュボックス 30030
2位 YABAE Wake Up Light ベッドサイドランプ 【光+音!目覚まし時計】
3位 セイコークロック 電波目覚まし時計 デジタル カレンダー温度湿度表示 SQ758W
4位 アスベル 密閉プッシュペール20L 「エバン」 ベージュ 6406
5位 光で起こす目覚まし時計 ルミエール 70087
6位 ThermoProデジタル湿度計 温湿度計表示 置き掛け両用タイプ TP55
7位 セイコークロック 電波掛け時計 アナログ KX379B
8位 Acetek 目覚まし時計 置型デジタル 多機能大音量 カレンダー温湿度計 ブラウン
9位 アスベル ペダルペール45SD 「エバン」 45L ブラウン
10位 プロモデル折立ミラー・エコ(M) HP-22
※amazon 「インテリアグッズ」ほしい物ランキング(2018/04/12)
中でも注目したのが1位に輝いた「Joseph Joseph ゴミを1/3に圧縮するゴミ箱 クラッシュボックス 30030」です。
Joseph Joseph ゴミを1/3に圧縮するゴミ箱 クラッシュボックス 30030
「Joseph Joseph」は英国のキッチン用品ブランド。「問題の解決に役立つ機能的な家庭用品を生み出す」という目的のもと、2003年に始まったブランドです。
ブランドを立ち上げたのはアントニー・ジョセフとリチャード・ジョセフという双子の兄弟。二人は幼いころから自宅の工房でデザインや設計に勤しみ、便利なグッズを発明していたそう。そしてそのまま大人になりブランド設立へ。まるでマンガのストーリーみたいです。
そんなJoseph Josephの「クラッシュボックス」ですが、ユニークなのはその構造。ゴミ箱の上方に折りたたみ式のハンドルとプレートがセットされており、プレートを押すとゴミが下方に圧縮されていき、約1/3の体積になるという仕組みです。また、圧縮するということはその分長くゴミ箱にゴミが滞留している時間も長いということで、ふたに脱臭フィルターがついています。
市販のゴミ袋でも使用でき、30リットルの容量に90リットル分の容量が入ります。
実際に使っている人々のレビューでは「ごみが圧縮できて手で押さなくて済むのはいいアイテムだと感じました」「プラゴミがかさばるので圧縮したくて購入しました」という文言が並びます。
環境庁の最新の資料によると、日本に住んでいる人々が出しているゴミは、1人1日925グラム(平成28年度)。約1キロです。多いような少ないような...。ゴミの素材にもよるのでリットル換算は難しいですが、4人家族だとすると1日4キロのゴミが発生することになります。ゴミを圧縮してたくさん捨てることができるというこの仕組みは、何かと手狭な日本の住宅事情に合っているのかもしれません。
いっぽう米国amazonのレビューでは「袋を引っ掛ける場所がわからない」「壊れやすい」などの評価が目立ちます。それどころか「押すときに心臓に負荷をかけるトレーニング程度にはなる高価なゴミ箱」などという皮肉たっぷりのレビューもアメリカらしいです。
また広い家に住んでいる人が多い、という住宅事情のためか、「たくさんのゴミを圧縮してすっきり」というより「ごみ捨てに行く回数が減ってうれしい」というレビューが多いのもお国柄かもしれません。
春です。便利なゴミ箱と一緒に新年度を始め、すっきりと暮らせるといいですね。
文/武石彩子