セキホーム(株)の2世帯同居を検討中の親世帯・子世帯に向けた住宅のアンケート調査(2022年)によると、「それぞれの(世帯の)仲は良好ですか」という問いに対し、「とても良好(13%)」「良好(44%)」と良い関係を築いている世帯が5割を超えることがわかりました。ただし「住む前が良好でも、一緒に住んだ後も良好でい続けられるか不安」、「お互いに監視されるようにならないか不安」という意見もあり、2世帯で一緒に住んだ後の不安を感じている人が少なからずいるようです。
また「家事に自分なりのこだわりはありますか?」という問いに対しては「ある(35%)」「少しある(35%)」と答えた方が合わせて7割に達しました。そんな中で見られた意見が「お風呂の中にシャンプーなどを置きたくないのに、親が勝手においていく」、「キッチンをちゃんと片付けてくれない」、「調味料をたくさん買ってきて困る」など、家事にまつわる不安、特にキッチンとお風呂に関する行き違いが数多く見られました。家事のルールについては夫婦2人の世帯でも揉めてしまうことがありますので、親世帯も混ざると更に揉めやすい...という現実があるようです。
一つ屋根の下で多様なルールを持つ人々が同居するのですから、全てのことが自分の思い通りにいくとは限りません。お互いの意見を聞き入れて尊重し合い、理想的な同居生活を目指していきたいものです。