ギャンブルにのめりこむ父と、困窮する家庭。それでも、「年に5日」の優しさがあったため、子どもだったたむらさんは「父の大きな手が大好きだった」と感じていました。子どもが安心して過ごすことができる家庭環境がいかに大切か、考えさせられます。
借金まみれで家に帰ってこない父。それでも私は、父を憎むことができなかった／おちおち死ねない
たむら あやこ
2002年より難病ギラン・バレー症候群に罹患。2016年に闘病エッセイ漫画「ふんばれ、がんばれ、ギランバレー！（講談社/モーニングKC）」を刊行
『おちおち死ねない～借金だらけの家で難病になった私のライフハック～』
（たむら あやこ／KADOKAWA）
10万人にひとりと言われる難病を発症し、生死の境をさまよったものの、家族の助けを得て長年の夢だった漫画家デビューを果たした著者。支えてくれた家族の絆の強さには感謝している。でも、実はその姿は著者の壮絶な闘病を経てようやく得た平穏な家族の形だった――。
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※この記事は『おちおち死ねない～借金だらけの家で難病になった私のライフハック～』（たむら あやこ／KADOKAWA）からの抜粋です。
