『走れメロスなねこ』遊んで暮らし政治がわからないねこが王に激怒したワケ/ねこむかしばなし

◆変身のねこ

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元となったむかしばなし


変身
ある日、セールスマンのザムザは目が覚めると巨大な虫になっていました。時間になっても仕事場に現れないということで会社の上司、両親、妹はザムザの部屋の前に集まります。
なんとか事情を伝えようとザムザは自身の姿を見せますが、皆は変わり果てたザムザの姿を見て攻撃をしてきました。どうしようかと悩むザムザを置いて、周りは徐々にザムザを見捨てる方向に考えを固めていきます。
事あるごとに傷つけられ、最後を悟ったザムザは、このまま自分が消えた方が愛する家族のためと悟り、家族から受けた愛情を思い出しながら息絶えていくのでした。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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