『ねこむかしばなし』

◆カチカチ山とバリバリ山

『ねこむかしばなし』 cattales14_1.webp

元となったむかしばなし


カチカチ山
むかしあるところに、いたずらばかりする狸がいました。そのいたずらのひどさに困り果て、みんなはうさぎに相談をします。
お願いを聞いたうさぎはさっそく狸のもとに向かいました。狸に薪を背負わせてカチカチと火打ち石を鳴らし、「これはカチカチ山に住むカチカチ鳥の鳴き声だから気にしないで」とごまかしながら火をつけたり、火傷した箇所に薬と嘘をついてからしを塗ったり、漁に誘って狸だけ泥舟に乗せてそのまま溺れさせたり...。
うさぎに懲らしめられた狸は反省し、いたずらをしなくなったのでした。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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