『ねこむかしばなし』

◆信長とねこ

『ねこむかしばなし』 cattales8_1.webp

元となったむかしばなし


信長の草履取り
むかし木下藤吉郎という織田信長の草履取りをしていた青年がいました。
寒い冬のある日、信長出かけるために草履を持ってくるよう藤吉郎に命じました。すると草履が温かく「草履が温かいということは藤吉郎が尻にしいていたに違いない」と思い、信長は激怒しました。藤吉郎は「これだけ寒いと信長様の足元も冷えていると思い、懐に入れて温めていた」と、服を脱いで草履の跡を信長に見せます。
自分の勘違いを認めたと同時に、信長は藤吉郎の忠義心に感心し、藤吉郎を出世させました。この青年こそが後の天下人である豊臣秀吉なのです。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

この記事に関連する「暮らし」のキーワード

PAGE TOP