『戦争さえなければ』(てんてこまい/KADOKAWA)第12回【全12回】
著者・てんてこまいさんの祖母である洋子さんは、80年前、戦争により両親も妹も教育も奪われました。53歳になって大阪の「夜間中学」に入学。「漢字を読み書きできる」ように学び、綴った一編の作文の内容とは...? 『戦争さえなければ』(KADOKAWA)は、孫が綴る"おばあちゃんの生きた証"。今だからこそ読みたい、胸に沁みるエピソードをお届けします。
※本記事はてんてこまい 著の書籍『戦争さえなければ』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。
自分史発表「戦争がにくい」

(※)祖母の通っていた夜間中学では、1973年に開校してから50年以上経つが、卒業生は平均10名/年で、卒業まで続けられる方は5~6割とのこと。辞める理由で最も多いのは健康問題。自身の病気もあれば、親の介護など。30~50代の若い人でも仕事と勉強の両立は困難を極めるとのこと。(元守口夜間中学校教員・白井善吾先生より)






