『少女漫画ぽく愚痴る。』 (たら実/KADOKAWA)第16回【全36回】
少女漫画風のイラストに添えられた主婦あるある、女子あるある。家事や育児、仕事や健康...日常から生まれる切実な思いや小さなストレス。そんなリアルな愚痴と、少女漫画風の繊細でかわいい絵柄とのギャップがクセになると話題のこの作品。SNSでも「身に覚えがある」「あの時の自分だ...」「声を出して笑ってしまった」と多くの人の共感を呼んでいます。どんな発想から作品が生まれたのか、作者・たら実さんのコメントを交えてお届けします! 読んでいくうちに日々の疲れが笑いに変わる『少女漫画ぽく愚痴る。』(KADOKAWA)をぜひお楽しみください。
※本記事はたら実著の書籍『少女漫画ぽく愚痴る。』から一部抜粋・編集しました。
もはや春の風物詩。花粉症の辛さが涙とリンク
花粉症の腕を振りほどければどんなにいいか...。
涙ながらに誰かの腕を振りほどこうとする女の子のイラスト。重要な会話が交わされていること間違いなしだが、添えられた文字は「いい加減にしてよ! 花粉!! 」。多くの人が悩む花粉症への心情を見事に表現しています。
「私の家族のエピソードです。イラストは、たぶんカップルの修羅場風です。顔が鼻水で辛そうな家族の姿と、涙で辛そうな子がシンクロしてしまいました。家族の鼻水が増えると『春が近付いたな』と思います」