『少女漫画ぽく愚痴る。』 (たら実/KADOKAWA)第1回【全36回】
少女漫画風のイラストに添えられた主婦あるある、女子あるある。家事や育児、仕事や健康...日常から生まれる切実な思いや小さなストレス。そんなリアルな愚痴と、少女漫画風の繊細でかわいい絵柄とのギャップがクセになると話題のこの作品。SNSでも「身に覚えがある」「あの時の自分だ...」「声を出して笑ってしまった」と多くの人の共感を呼んでいます。どんな発想から作品が生まれたのか、作者・たら実さんのコメントを交えてお届けします! 読んでいくうちに日々の疲れが笑いに変わる『少女漫画ぽく愚痴る。』(KADOKAWA)をぜひお楽しみください。
※本記事はたら実著の書籍『少女漫画ぽく愚痴る。』から一部抜粋・編集しました。
待っていると来ない「宅配便あるある」。囚われの姫で心境を表現
囚われの姫は宅配便を待っている。
植物が絡まる窓から切なげに外を見つめる女の子が思うのは、「宅配便の荷物って、まだかなまだかなって思ってる内は全然来ないのに、どうしてトイレに入った瞬間来るんだろうね......? 」
これはたら実さん自身のエピソードだそうで、「『囚われてる感』と『宅配便待ってる感』と『宅配便来るまでの間にトイレ我慢してる感』がシンクロしてるかなと思いこのシチュエーションにしました。イラストは囚われているお姫様風です。窓の外の蔦っぽいものやレンガ風の壁を描くのが楽しかったです」とのこと。