3人のママ友の微妙な距離感を描いたコミック『不等号な距離 あのママが私を避ける理由』。 それぞれの視点で描かれる本作では、ママたちの生々しい「本音」がたびたび読者を凍り付かせています。
※この記事は過去に掲載した記事を再構成したものです。
■【まるママ視点】どうしても縮まらないママ友との距離。私がいけないの?
「みおママ」と「けんとママ」と仲良くなりたい主人公「まるママ」。しかし2人は子どもが保育園い入る前からの仲良しで、まるママはどうしても「仲間外れ感」を感じていました。そこで2組の親子を家に招き距離を縮める作戦に! 途中までは上手くいっていたのですが...
まるママがトイレへ立ったタイミングで部屋から聞こえてきた、みおママ、けんとママの会話。2人はまるママ抜きで買い物へ行く約束をしていたのでした。
どんなに頑張っても縮まらないママ友たちとの距離。答えの見えない問題に、まるママは「どうしたらいいの」と思い悩みます。
...しかし、この状況には「裏」があったことが、みおママの視点から描かれる第2章で発覚しました。
■【みおママ視点】「なんでも持ってるんだからいいでしょ?」ママ友の身勝手な願望
裕福な家庭の専業主婦として暮らすまるママを、密かに妬み恨んでいたみおママ。そればかりか、元々仲良しのけんとママ(=むつみちゃん)を独占したいという歪んだ感情も暴走し、わざとまるママを「仲間外れ」にしていたのです。
発覚したみおママの本性に、SNSからは「わざと会話を聞かせてたとは...」「性格悪すぎて引く」「大人になってからもこんなことする人いるのか」「悪意があったなんて」と驚きの声が続出していました。
自分が仲間外れにされる理由が分からず悩むまるママと、けんとママへの「独占欲」を暴走させていくみおママ。親たちの不安や葛藤が、子どもたちに悪い影響を与えないと良いのですが...。