日本人と日本の家屋に合った「和暦風水」を作り、家をパワースポットにするお手伝いをしてきた中井耀香先生に2018年の開運法を伺いました。年始からしっかり難を避けて、強運を呼び込み、恵まれた一年を過ごしましょう。
いますぐやりたい!2018年開運法
一、マイ神社(マイ=私の)を決める
一、家を清める
一、「南東」に向けて龍を置く
一、「南」に赤富士の写真を飾る
一、お財布を清める
一、人間関係を清める
運気アップの第一歩は難を避けること
運を上げるためにまずやるべきことは、「悪いことを遠ざける=難を避ける」ということ。いくら運を上げる努力をしても、場の悪い所では邪気などに邪魔をされてうまくいきません。中国古来の風水も運気アップには効果的ですが、私たち日本人にとって、日本に古くからある神道の「はらい」「清め」を実践するのは、神様のご加護をいただけるという点で、とてもいい方法です。まず、自分を守ってくれる身近な神社「マイ神社」を家の近くで見つけて心を整えてから、お清め開運法を実践していきましょう。
家を清めて場のエネルギーを上げる
家の中に悪い運気を入れないためには、とにかく「玄関」をきれいにしましょう。余計な物を置かず、掃き清めることで場のエネルギーが高まり、いい運気を引き寄せることができます。
また、金運を運んでくる龍神様は、風とともに外から入ってくるので、風通しの良さも大切。龍神様が入ってくる方角はその年によって異なります。2018年は南東から来るので、毎朝、南東の窓と玄関を開けて、風通しを良しましょう。龍神様は仲間がいる所にやってくるので、龍の置き物を顔が南東に向くように置くのもいいでしょう。
外からいい「気」を取り入れることに加えて、家の中に存在する「星」を充実させ、活性化することも大切です。その星の一つである山星(やまぼし)は、家内の調和や家族の健康をつかさどるもの。どの家にも存在し、2018年の山星は「南」に位置します。山星は山が好きなので、南に縁起のいい「赤富士」の写真を貼り、星の力を強くしましょう。その部屋で眠るようにすると、星の力により健康になるといわれています。
特に健康面に心配がある方は、寝室に「ひょうたん」を置くといいでしょう。昔、ひょうたんは薬入れなどに用いられたこともあり、病気平癒や長寿のお守りにも使われています。「病気や邪気を吸い込んでくれる」ともいわれ、寝室の枕元に置くと健康に導くとされています。
また、吉方位にトイレやお風呂などの水まわりがあると運気が下がるといわれていますが、その場合にもひょうたんを置くと凶意を和らげるといわれています。古来、子孫繁栄のシンボルとしても有名なので、婚活中のお子さんの恋愛成就を願って、家に置くのも効果的でしょう。
お財布はお金の家。きれいに保ちましょう
「金運がよくない」「なかなかお金がたまらない」という人は、まずお財布を見直してみてください。お金にとってのお財布は、まさに「家」そのもの。きれいに保つことで、お金が「ここならゆっくり休める」と思い、喜んでやってきてくれます。
私が考える最強のお財布は、外側が金で内側に赤と緑が使われたものか、外側が白いお財布です。特に「金・赤・緑」の3色は、"繰り返し財を呼ぶ"組み合わせです。この配色のお財布は市販品では手に入りにくいので、金色のお財布に、赤と緑のフェルトを3センチ四方に切って入れる方法でも代用できます。
さらに金運を上げたいなら、お札と小銭は分けましょう。なぜなら、お札は種類ごとの仲間同士でのびのびするのが好きだからです。一方、小銭はみんな一緒になってワイワイするのが好き。お札と小銭それぞれが居心地のいいお財布を用意すれば、仲間をたくさん連れてきてくれるでしょう。
人間関係を清めて自分の気を整える
運気は多くの場合、人によって運ばれてきます。気分が沈んでいるとき、誰かと話をして気持ちが明るくなったら、それはあなたにいい「気」をもたらしてくれる人です。逆に、会って気が重くなったり、別れた後にドッと疲れる相手は、「邪気」をもたらす人ということ。「付き合いが長いから」という理由で、厄介な人とつながっていたり、損得で人との付き合いを決めるのは、不徳を積むことになります。
やりたくないことは断って、自分が心からやりたいと思うことだけをしましょう。そうして、悪縁・悪習を断ち、自分自身から「けがれ」を取り除けば、運気がどんどん上がっていくはずです。
取材・文/田辺千菊(Choki!)
中井耀香(なかい・ようか)さん
古神道数秘術研究家。日本人に合った開運方法を伝える。20代の頃、中国占術と出会い、その後さまざまな中国占術を習得。日本の古神道伝承者より神道数秘術を学び、中国占術と融合させ独自の方法論を確立。これまで約15,000人の人生を幸せに導いている。最新の開運情報などは、公式ブログで紹介。