40代で認知症の母。引っ越し後も昔の家に帰ってしまい、会話も支離滅裂に/48歳で認知症になった母

介護の問題はいつ訪れるか分かりません。たとえ、自分がまだ未成年であったとしても...。

長野県御代田町でケアマネジャーとして働く美齊津康弘さん。康弘さんの母は、康弘さんがまだ小学5年生のときに若年性認知症を発症。康弘さんは11歳にして母のお世話をする「ヤングケアラー」となりました。

学校から帰宅すると母の介護に追われる日々。「僕がやらなきゃ家族が壊れる」そう思いながら必死にこらえるも、自分のことすら分からなくなっていく母にだんだんと怒りや悲しみが湧いてきて...。

近年、社会問題のひとつとして取り上げられることも多くなった「ヤングケアラー」。ヤングケアラーになるということはどういうことなのか、そして子どもたちの未来をどのように変えていくのか。ヤングケアラーのリアルを描いたコミックエッセイ『48歳で認知症になった母』(KADOKAWA)より、エピソードを抜粋して紹介します。

※本記事は美齊津 康弘(原作)、吉田美紀子(漫画)の書籍『48歳で認知症になった母』から一部抜粋・編集しました。 ※この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。

【前回】若年性認知症の母。生活を守るために父は引っ越しを決めたが...

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※この記事は『48歳で認知症になった母』(美齊津 康弘(原作)、吉田美紀子(漫画)/KADOKAWA)からの抜粋です。
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