給料の3分の1が保険に消えていた。保険は本当に必要か見直しが大事

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ペンネーム:ダイチママ
性別:女
年齢:47
プロフィール:生命保険は、子どもと二人ぐらしの私には特に命綱ともいえるものですが、先日久々に保険の内容を見直して反省しました。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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昔、職場の先輩に「母子家庭は生命保険が命綱よ」と教えられました。食費を削ってでも、子どものために生命保険にはしっかりかかりなさいと教えられて、そうか!と私は近くの郵便局で保険の相談をしました。

学資保険は最高額が出るものを、生命保険もしっかり保障があるのを選び、給料の3分の1は保険につぎ込む形になりました。お守りを持っている、という気分でとても安心できたものです。

でも、時々支払いが滞り、その都度手続きをしては恥ずかしい思いをしてきました。

それでもお守りを手放す勇気がないまま、歳を重ねていきました。

そして「2人に1人はがんになる」という話があちこちで聞かれるようになり、がん保険も入らないといけないか、残される息子の生活を守るために保障が必要か、と不安が強くなってきました。

実は保険の支払いが生活を圧迫し、正直苦しいなあ、と毎月ため息をついてもいました。だからといって、これまで掛けてきた保険を解約も怖くて、ネットで調べても調べても答えがでなくて悩んでいました。

すると、随分年上の方に、「ご飯が先。私は生命保険は子どもたちが就職して落ち着いた50になってから考えたよ」と忠告してくれ、そうか、見直しが必要かとやっと先日郵便局に行きました。

保険の見直しをするなんてお金がないことを公言するものだと、恥ずかしいなと思っていたのですが、今のままでは保険料を支払うために働いている感じで、これから子どもの進学もあるのに不安で、と正直に気持ちを話しました。するととても丁寧に相談に乗っていただいて、これからは貯蓄も必要になる、だから、掛け金は精一杯下げて、保障も最低限にして、掛け金が減った分を貯蓄に回すのが良いというアドバイスをいただきました。安心しました。こんなに気持ちよく相談に乗っていただけるのだと感心しました。

先日賃貸のアパートの故障で住むことが難しくなり、とうとう中古のマンションを買うことにしました。その際、生命保険に加入することになりました。支払いはローン会社ですが、なにかがあれば一切の債務を保険金で支払う形になって、少し安心しました。もう少し余裕を作って、がん保険にも入ろうと思います。

余談ですが、人の保険だけではなく、飼っているペットの保険でも今悩んでいます。この夏猫を飼い始めましたが、ワクチンや手術に意外とお金がかかります。

同僚は13歳の猫を飼っていますが、老いて衰弱しているので、2日に1度、1回3000円の点滴に通っているといいます。もっと若いころ(猫は7歳までに加入しないといけないそうです)に保険に加入していたら助かったけどという話で、うーん、ペットも保険必要か? と考え中です。

保険はとても便利な制度です。いざというとき、生活を保障することができるための備えでもあります。保険に入っていると安心できるのです。でも、自分なりに今度の件で考えました。保険に入っているけど、「入った」ということだけで満足して、自分の実際の生活に見合わないことをしていないか、保険料の支払いで無理をして日常の生活が窮屈で、それで幸せか、と。

生きていると、その時その時のステージで必要なものというのは変わってくるのが当然なので、都度見直す細やかさがないと、生きた保険にならないな、と痛感した経験でした。

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※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。  

※記事に使用している画像はイメージです。

 

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