はい、クロ！不倫確定。離婚の覚悟を決めた妻が「まずすべき事」とは？／離婚まで100日のプリン

付き合っている時は本性は見えないもの... 結婚後、配偶者があなたを大切にしない相手だったら、あなたはどんな道を選びますか？　新生児を抱えた専業主婦・プリ子は、モラハラ・DV・不倫の三重苦夫・プリ彦との苦しい生活に決別するために離婚を決意。そんなプリ子の離婚するまでの100日間を描いた『離婚まで100日のプリン　マンガでわかる決別or再構築、どうしよう？』（KADOKAWA）を厳選してお届けします。

※本記事はきなこす著の書籍『離婚まで100日のプリン』から一部抜粋・編集しました。 ※この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。

【前回】「こんな平然とした顔で不倫してるのか」子どもが生まれたばかりの妻は

コラム2　リコベンCHECK！
迫られる妻の決断......夫の不貞を見つけたら？

夫が他の女とデキているっぽい......。
「では、どうするべきか」は、本人の「どうしたいのか？」ありきの話。
次の3つの行動を起こすのかどうかを、Yes／Noで選択しましょう。

①不貞の証拠を集めるのか？

　慰謝料の獲得や離婚のためには、基本的には、自分で証拠を集めなければなりません。夫が自分以外と明らかに肉体関係があると証明するには、例えば「二人でラブホテルに入り、二人で出てくる」写真などが必要。そのために数十万円以上のお金をかけて探偵を雇う人も、もちろんいます。ただ、夫の裏切りを目にするのは相当キツいので、もしも証拠を挟んで夫と話し合うつもりがないのなら「あえて動かない」という選択もあるでしょう。中途半端な探りは、勘づかれて夫の怒りを買い、さらに関係が悪化するおそれもあります。

②クロなら離婚をするのか？

　クロなら離婚するのか、あるいは再構築を図るのか。証拠集めや話し合いの過程で気持ちは揺れ動くものですが、基本方針は決めておきたいところです。

　不貞行為は離婚原因として認められているので、妻から離婚を請求できます。気になる生活費や子どもの養育費については、別のコラムで触れています。

　ちなみに、再構築に失敗して「離婚する」となった場合、不貞を知ったのが数年前だと、これを理由に離婚することはできないので注意が必要です。

「子どもが小さいし、お金もないから今は離婚は厳しい。今は耐え、この子が小学校に上がったら離婚したい」といった長期計画を考えたい人は、収入源の確保に動きつつ「婚姻を継続し難い重大な事由」を確保する戦略になります。どの時点かで別居に持ちこみ、婚姻費用を相手から受け取りつつ、相手が諦めて離婚に応じるのを待つ、または準備ができたら離婚要求に動くといった方針です。

③慰謝料を請求するのか？誰に？どうやって？

　慰謝料は、不貞行為を知ってから3年間は請求が可能（※）。離婚するなら、夫と浮気相手に対して慰謝料を請求すればよいのですが、もし離婚しない場合、事態は少し面倒に。「相手の女からは慰謝料をもらうが、夫には請求しない」と考える妻が多いからです。

　すると、夫が「僕がその分を払うから、彼女には請求しないで」なんて言い出して、相手に請求しづらくなります。裁判に訴えても、離婚しないことを理由に慰謝料が安くなり、納得いかない結果に終わることも。W不倫だと、浮気相手の夫から自分の夫に慰謝料を請求され、もらった慰謝料が帳消しになってしまう場合もあります。