マジックは手先が器用でなければできない? そんなことはありません! 器用でなくてもできるマジックはたくさんあります。
本連載ではそれほど難しくない技術で、かつ身近な日用品を道具として使うカンタンなマジックを紹介します。カンタンとはいえ、適切に演じれば「ウケる」こと間違いなし!のマジックばかりです。商談で、友人との集まりで、家族で、マジックを披露して、場を盛り上げる喜びを味わって! 各マジックの動画つき。
マジック3
上下関係が入れ替わる!?お札下剋上
2枚のお札をT字型に重ねます。お札をくるくる巻いていき、おまじないをかけてから開くと、最初に上にあったはずのお札が、なぜか下に! 2枚の上下関係が入れ替わっています。
●難易度・・・簡単
●演技時間・・・約1分
【用意するもの】
お札2枚(可能なら異なる種類のもの)
1「お札を2枚、こんなふうに重ねます。こちらのお札は指で押さえておいてくださいね。押さえているお札は、いま上にありますか? 下にありますか?」
観客「上です」
2「こうやって巻いてから、指を鳴らすと......」
3「なんと、押さえていたお札が下にきてしまいました!」
↓↓↓↓このマジックを動画で見ることができます。↓↓↓↓
このマジックを自分でやってみたいかたは要チェック!
日向 大祐(ひゅうが・だいすけ)
マジックエアリスト。東京大学工学部卒、同学大学院環境学専攻修士。観客の目の前で見せるクロースアップマジックを中心に、会員制レストランや企業パーティー等で活躍。2009年、イギリスで開催された「Blackpool Magic Convention」にて優勝、日本人初の欧州チャンピオンに輝く。同年、マジックのオリンピック「FISM」日本代表。
(日向大介/KADOKAWA)
ちょっとした「タネと仕掛け」で絶対盛り上がる手品を21個収録。マジックを成功させるのに必要な「人の心をつかむコツ」などもしっかり解説。誰でもすぐに実践できます!