『パーソナルスタイリスト直伝 「何を着ても似合わない」を解決するすごい垢抜けテク』 (杉山律子/KADOKAWA)第6回【全7回】
ずっと着続けている服が、どうにもしっくり来なくなってきた...ってこと、ありませんか? そんなお悩みを解決してくれるのが、著書の累計が10万部を突破するパーソナルスタイリストの杉山律子さん。そのなかの一つ『パーソナルスタイリスト直伝 「何を着ても似合わない」を解決するすごい垢抜けテク』(KADOKAWA)では、毎日を楽に過ごすための、誰でもおしゃれになる着こなし術を提案しています。今回はその本の中から、流行にふりまわされることなく、どなたにも役立つメソッドの数々をご紹介します。ふだんのおしゃれに、ぜひ取り入れてみてくださいね。
※本記事は杉山 律子著の書籍『パーソナルスタイリスト直伝 「何を着ても似合わない」を解決するすごい垢抜けテク』から一部抜粋・編集しました。
服に体型が響かないのが基本
40代に入ると、代謝は下がるし、太りやすいし、体型キープも容易じゃありません。
サイズにも敏感になってしまって、服を買うとき、小さいサイズを選んでしまうことがありませんか?
例えば、パンツでMサイズとLサイズがあり、両方ともウエストのファスナーが閉まるようなら、ついMサイズにするというふうに......。お尻のゆとりや太ももの張り具合までしっかり気を配って、決めていますか?
ずばり、言わせてください。
服のサイズというのは、単なる記号です。同じMサイズでも、ブランドやメーカー、アイテムの形によって大きさが変わってくるので、意外とあいまいなのです。こだわるのはやめましょう。
それよりも、気にするべきは着たときの「ライン」。あなたがいかに美しく見えるか、そこを重視してほしいのです。
体にピタッとくっついた服を着ている方をあちこちで見かけます。
特によくあるのは、パンツのお尻の部分に、下着のショーツの線が響いているケース。これは非常に残念です。目のやり場に困ります。
「ワンサイズ上のものなら、素敵に見えるのに!」そう考えずにいられません。さらにいうなら、パンツの下に穿くのは継ぎ目がなくてふちがフラットなシームレスのショーツが理想的です。
トップスでも、その下にブラジャーいらずのブラトップを着る方が増えていますよね。でも、ブラトップのサイズを間違えると悲惨なことに......。
小さいサイズにしたことで、締め付けられた体の余分なお肉が、アンダーバストを支えるゴムの上にぽっこりのっています。トップスにも響いてしまって、太って見えるのです。
試着時に発見したら即ワンサイズアップ!
下着のラインが見えている
隙間がない
そう、後ろ姿って、盲点です。
そもそも、体型がはっきりわかる服って、文句なしにNGです。大事なのは、服と体との間に隙間があること。
ボトムスを選ぶときは、サイズをお尻に合わせることがポイントです。ウエスト部分はトップスで隠れるので、多少ゆるくても大丈夫。腰のあたりまで落として穿くか、ベルトを締めて対応するといいでしょう。
「ちょいゆる」のサイズ感が、あなたをスタイルよく見せてくれるのです。「サイズよりライン」、忘れないでくださいね。