「はいからさんが通る」カット画像 ©大和和紀『はいからさんが通る』/講談社
大正時代を舞台にした名作ラブコメ
原画展、宝塚歌劇、劇場版アニメの公開が決定した『はいからさんが通る』。
「連載終了から40年もたっているのに、自分自身が驚いています。原画展では、デビュー当時の初期の作品から現在の作品までを網羅しております。絵の変化や、筆力の進歩の過程など、"絵って生きてるんだな"と感じていただければと思います。宝塚歌劇団については、ヴィジュアルと音楽、そして踊りが楽しみでなりません。特にテーマ曲がどんなものになるのかワクワクしています。それぞれの"はいからさんの世界"をぜひ原作と一緒に楽しんでください」と、原作者・大和和紀先生も楽しみなのだそうです。
酒乱の主人公・紅緒(べにお)と突然婚約者として現れる伊集院少尉、そしてこの2人を取り巻く個性豊かな登場人物が織りなす大正ロマンの世界観に、心ときめかせましょう。
大正~昭和初期の女性文化が中心の大和和紀原画展「『はいからさんが通る』 展 ~大正 乙女らいふ×大和和紀ワールド!~」
©大和和紀『はいからさんが通る』/講談社
大和和紀の画業を『あさきゆめみし』『ヨコハマ物語』『イシュタルの娘』などの代表作や、貴重な初期作品も含む、原画約200点から紹介します。
デザート編集部に見どころを直撃!!
「名作『はいからさんが通る』の魅力を、原画はもちろんのこと、大正時代モダンガールのさまざまな資料と合わせて、弥生美術館さんが立体的に展示してくださる大充実の原画展です。美術館に足を踏み入れた途端に、紅緒や少尉が生きた大正時代の浪漫あふれる世界に誘われること間違いなしです! いつまでも色あせない大和先生のおしゃれでポップ&キュートな魅力、そして平安から戦国、大正と時を超える美麗な物語の魅力にたっぷり浸ってください...!」
「『はいからさんが通る』 展 ~大正 乙女らいふ×大和和紀ワールド!~」
■会期 9月29日(金)~12月24日(日)
■会場 弥生美術館
■住所 東京都文京区弥生2-4-3 ■電話 03-3812-0012
■開館時間 10:00~17:00(最終入場は16:30)
■休館日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、展示替え期間中、年末年始
■料金 一般900円他
宝塚歌劇の世界観で魅せるロマンティックコメディに期待! ミュージカル浪漫「はいからさんが通る」
©宝塚歌劇団
花組スターの柚香 光(左)が伊集院少尉、華 優希(右)が紅緒を、その他個性豊かな登場人物を花組の面々が演じます。
花組・柚香光に見どころを直撃!!
「この公演が決まって、周りの方からよく声をかけていただくのですが、多くの方に愛されている作品だなと実感しております。そんな方々の夢を大切に、さらに魅了するくらいの舞台にできたらと思っています。原作を読んだ時の印象を大事に、そして忠実に役作りに励みます」
ミュージカル浪漫「はいからさんが通る」
原作/大和 和紀「はいからさんが通る」(講談社KCDXデザート)
©大和和紀/講談社
■梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 10月7日(土)~15日(日)
住所 大阪府大阪市北区茶屋町19-1 電話 06-6377-3888
■日本青年館ホール 10月24日(火)~30日(月)
住所 東京都新宿区霞ヶ丘町4-1 電話 0570-00-5100(宝塚歌劇インフォメーションセンター)
HP http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2017/haikarasan/index.html
TVアニメでは描ききれなかった原作のラストまで描く劇場版 11月11日(土)公開
©大和和紀・講談社/劇場版「はいからさんが通る」製作委員会 ワーナー・ブラザース映画配給
前編は『機動戦士ガンダムUC』の古橋一浩、後編は『リストランテ・パラディーゾ』の加瀬充子が監督を務め、キャラクターデザインは西位輝実が、声の出演は早見沙織、宮野真守が担当しています。『後編 ~花の東京大ロマン~』は2018年公開予定です。
劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~
11月11日(土)公開 http://haikarasan.net/
大和和紀(やまと・わき)先生
1948年3月13日、北海道生まれ。漫画家。代表作に『ヨコハマ物語』、『N.Y.(ニューヨーク)小町』、『あさきゆめみし』などがある。