地面がなければ...こんな即席花壇はいかが?/紫竹おばあちゃんの花と毎日

地面がなければ...こんな即席花壇はいかが?/紫竹おばあちゃんの花と毎日 1807p116_01.jpg63歳のときに花を育て始め、約30年をかけて北海道・帯広にある「紫竹ガーデン」の庭景色をつくった紫竹昭代さんこと、紫竹おばあちゃん。これから花を育ててみたい...という私たちに向けて心強いエールをくれました。

地面がなければ...こんな即席花壇はいかが?/紫竹おばあちゃんの花と毎日 1807p117_01.jpg壁際の花はつるを上に上にと伸ばしたクレマチスとバラ。

 

「庭が狭かったり、マンション住まいだったり...。暮らしている環境はそれぞれです。でもね、条件がそろっていなくても、わが家で花は育てられないと嘆いていないで、楽しんでほしいの。まずやってみること」

おばあちゃんはとびきりの笑顔でそう話してくれました。
「地面がないのなら、ベランダに下の絵のような小さな花壇をつくってみたらどうかしら。段ボールやビニールシートを利用するの。庭が狭いという人は、壁際を使う手もあるわ。つる性の植物を窓辺に這わせたりして、高さを使ってね。忙しくて、周りの雑草を抜き切れないこともあるかもしれないけれど、大丈夫(笑)。雑草が程よい陰や霜よけになってくれることもあるのよ。植えた花の力を信じましょ」

 

即席花壇をつくってみない?

おばあちゃんが教えてくれた花壇は、小さくても楽しそう。

 

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段ボールとビニールシートに水はけ用の穴を開ける。段ボールの下にレンガなどを置くと、蒸れや暑さを防げる。

 
地面がなければ...こんな即席花壇はいかが?/紫竹おばあちゃんの花と毎日 1807p116_04.jpg地際にはシロツメクサがいっぱい。こんなふうに手を入れ過ぎない自然のままの景色も素敵。

 

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取材・文/飯田充代 撮影/守澤佳崇

紫竹ガーデン
住 北海道帯広市美栄町西4線107
電 0155-60-2377
時 8:00~18:00
営 4月15日~11月末(閉園期間もレストランは営業)
休 開園期間中無休
料 大人800円、子ども200円(団体割引、シーズン券あり)
交 とかち帯広空港より車で約20㎞
  JR根室本線帯広駅より車で約22㎞

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紫竹昭代(しちく・あきよ)さん

1927年、北海道・帯広生まれ。幼い頃に遊んだ花いっぱいの野原を夢見て庭づくりを始め、1992年に紫竹ガーデンをオープン。長女夫妻、孫、スタッフらとともにいまも花を育て、ガーデンの運営会社の社長としても活躍している。

 
この記事は『毎日が発見』2018年7月号に掲載の情報です。
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