じゃがいももメロンもたっぷり! お花畑で朝食はいかが?/紫竹おばあちゃんの花と毎日

1806p114_02.jpg90歳になる紫竹おばあちゃん。弾ける笑顔のわけは、咲き乱れる花たちとここで採れる野菜や果物。庭はそう、もう一つの台所。今回は、生きることを支える"食"のお話です。

 

花も食事も朝が一番いい!

「花が一番美しく見える時間帯は、朝10時まで。ここは北海道。日中どんなに暑くても夜になれば気温が下がります。花はえらいものでね、ひんやりとしたその空気をちゃんと体で感じて、夜の間にチャキーン!とするの。だから朝がいいんです」


紫竹おばあちゃんは、朝日がさんさんと輝くその時間帯に、庭を回って大勢のお客さまを案内します。そしてときどき足を止め、花や野菜をつまんではパクリとその場で頬張って、いたずらっ子のようにほほ笑むのです。

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庭を歩きながらパクリ!

 

一方、同じ時間にガーデンに併設されたレストランにもおいしい食材が並びます。それは、庭で採れた野菜と十勝産の食材だけで作った自慢の朝ご飯です。

「十勝はお天気がいいことで知られる土地。他の場所で雨が降っていても、ここだけはピカピカ~!ってことがよくあって、たくさんのものが採れるの。庭のもの、山のもの、近隣の酪農家から届く乳製品も使って料理をします。お客さまには、2時間かけてゆっくり食べてねって言うの。みんな忙しくて、普段は朝ご飯に時間をかけられない。せめてここでは、食べることの大切さを思い出してほしいですからね」

1806p114_01.jpgこの庭のあちこちに無農薬で育ったおいしい宝物がいっぱい。

 

1806p115_04.jpgおばあちゃんの秘密基地である7月初め(2017年)の野菜畑。
丸い大きなキャベツが収穫期を迎えていました。

 
十勝産の素材で、朝ご飯をいただきます

「じゃがいもはもちろんあるわ。冬の間に3トンくらいの量を料理しておくんです。夏はメロンも! 皆さんが"もう結構!"と言うくらい、あとからあとから切ってお出しします。あとはズッキーニ、とうもろこし...数えたらきりがない」

 
1806p115_05.jpgハーブゼラニウムのパンケーキ
家で作る場合は市販のパンケーキミックスを利用してOK。粉に適量の牛乳と卵を入れてよく混ぜ、フライパンで焼く。焼き上がる前に摘んだハーブゼラニウムの花と葉を散らす。

 

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グリーンスムージー
葉野菜は旬のものをどっさり使う。このときは小松菜とりんご、レモン汁少々をミキサーにかけて作った。

 

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1806p115_07.jpg朝食は庭の花が飾られたこのレストランで。要予約なので希望するときは下記の番号に電話を。

紫竹ガーデン
住 北海道帯広市美栄町西4線107
電 0155-60-2377
時 8:00~18:00
営 4月15日~11月末(閉園期間もレストランは営業)
休 開園期間中無休
料 大人800円、子ども200円(団体割引、シーズン券あり)
交 とかち帯広空港より車で約20㎞
  JR根室本線帯広駅より車で約22㎞

 

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取材・文/飯田充代 撮影/守澤佳崇

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紫竹昭代(しちく・あきよ)さん

1927年、北海道・帯広生まれ。幼い頃に遊んだ花いっぱいの野原を夢見て庭づくりを始め、1992年に紫竹ガーデンをオープン。長女夫妻、孫、スタッフらとともに円兄で花を育て、ガーデンの運営会社の社長としても活躍している。

この記事は『毎日が発見』2018年6月号に掲載の情報です。
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