「奇跡のアラフィフ」石田ゆり子さんの"心地よく生きる秘訣"とは?

「奇跡のアラフィフ」石田ゆり子さんの"心地よく生きる秘訣"とは? メイン.jpg年齢を重ねるごとに輝きが増す女優・石田ゆり子さん。インスタグラムのフォロワー数は146万人(2018/2/14現在)と、女優としての活躍のみならず、その考え方やライフスタイルにも多くの注目が集まっています。

そんな中で発売されたフォト&エッセイ集『Lily ―日々のカケラ―』は、発売からわずか1週間で累計発行部数が14万5000部を突破(オリコンニュース)するなど、大ヒットしています。「自然に、潔く、生きていきたい」――そう語る石田ゆり子さんの人生哲学には、男女問わず大人世代に知ってほしい"心地よく生きるヒント"が満載です。早速のぞいてみることにしましょう。

 

笑顔で眠ると素敵な朝がやってくる

20代の頃、美容の先生から、眠っている時の表情の大切さを教わったという石田ゆり子さん。眠っている時の表情は癖になりやすく、しかめっ面で眠ると眉間のシワが固定されてしまうのだとか。それ以来、笑顔で眠ることを習慣にしているといいます。

笑って眠る。どんなことがあっても、今日もありがとう、あしたもよろしく、と思って眠る。そうするとなんだか、ふわふわとした優しい夢を見るような気がするのです。

美容によいだけなく、気持ちも優しく穏やかになるというほほ笑み効果。1日を笑顔で終えることは、素敵な明日を迎えるための「おまじない」なのかもしれません。

 

比べない、競わない、わたしはわたし

競うことや誰か比べることがとても苦手だという石田ゆり子さん。10代の頃、競泳という勝負の世界に身を置いていた時でさえ、勝ちたいのはいつも「自分の中の弱い自分」だったと言います。弱くてずるい自分に勝って自分のベストを尽くすことができれば、タイムなんてどうでもいい、と思っていたそうです。

わたしを鍛えられるのは私自身だけ。その逆も然りで、甘やかすことができるのも結局は自分自身だけ。その境地を知ってしまったのです、10歳にして。

このことに気付いて以来、「ベストを尽くして天命を待つ。比べない、競わない、わたしはわたし」ということが石田ゆり子さんの根っこになっているそう。なんとも潔くて素敵ですね!

 

うまくいかないときは内なる声を聞く

思う通りに事が進まずイライラしたり、落ち込んだりすることは誰にでもありますよね。そんなときは、自身を見つめ直し、心の声に耳を澄ましてみるのが石田ゆり子さん流。まずはゆっくりと深呼吸して、自分の中に小さな子どもが住んでいるイメージを持つといいます。その子が笑わない理由は何か、なぜこうなったかをじっくり考えると、おのずと自分の本心が見えてくるのだとか。

日々いろんなことがあるけれど、どうにもならないことは実はそんなにないと、わたしは思っているのです。本当の自分とちゃんと対話をしていれば、自分から逃げさえしなければ。

今の気持ちを正直に文字にしたり、思うままに絵を描いたりするのも効果的だといいます。そうして、自分自身を俯瞰で見られるようになると、ふとインスピレーションが降りてくる。今すべきことは何か、小さな自分が教えてくれる――。

ここ一番の勝負の時も、迷いの中にいる時も、常に自分自身と向き合うことを大切にしてきた石田ゆり子さん。そうした姿勢が、芯の強さやたおやかな気品を生んでいるのでしょう。「年をとってもいつも一番いいのは今!」と語る彼女のように、私たちも素敵な年を重ねたいものですね。

 

文/寺田きなこ

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『Lily ―日々のカケラ―』

(石田ゆり子/文藝春秋)

女優・石田ゆり子が大切にしていることを綴った21編のエッセイほか、愛猫の成長日記や得意料理のレシピなども公開。全編撮り下ろしの写真も多数収録されています。老若男女に愛される彼女の哲学と美学がここに!

 

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