寒い季節に飲むホットドリンクって、本当に美味しいですよね。そんなティータイムにぴったりなコースターをせっかくなので手作りしてみませんか? 今回は『毎日が発見』2018年2月号で紹介されている、「日本手ぬい普及協会」を主宰する高橋恵美子さん考案「あまり布で作る、たてまつりぬいで仕上げる丸いコースター」を作ってみました。
<材料>(コースター1枚分)
布(きものの端切れなどあまったもの)...約36(幅)×50cm
キルト芯、またはタオル...12×12cm
手ぬい糸
布はどんなものでも大丈夫ですが、柔らかいものの方がカーブなどが縫いやすいですよ。
<作り方>
1) 布を広げ、コースター本体(直径12cm)の裏表各1枚ずつ、バイアステープ1枚分の型取りをします。
バイアステープとは、斜め方向に裁った細い布のことです。
バイアステープを型取りする際は、まず布を45°に折ります。
続いて、折り目に定規で線を引き、バイアステープの幅2.8cmに、平行に線を引きます。
型取りするとこんな感じになります。(赤線)
2) 1の線に沿って布を裁ちます。
キルト芯も、コースター本体と同じ直径12cm円形サイズに1枚裁ちます。
バイアステープは、布が斜め方向に伸縮するので、コースターの丸い周囲にぴったり沿う
ようになります。
3) コースター本体2枚の間にキルト芯を挟み、3枚を重ねたら、布端から0.8cmほど内側に並ぬいします。
このように3枚を重ねます。
周囲を縫うとこんな感じになります。すでにもうコースターの形をしていますね。
4) アイロンを使いながら、バイアステープの布端を内側に折り、さらに半分に折ります。少し細かい作業ですが、丁寧にやりましょう。
折ったバイアステープは厚紙に巻いておくと、きれいに保てる上、使いやすくなりますよ。
5) 3のコースター本体表面と、折り目を開いたバイアステープの布端を中表に合わせて並ぬいします。
並ぬいする際に、まち針は一気に一周分まとめて打つのではなく、少しずつ打ちながら縫い進めていくようにしましょう。
布端は一周ぬえたら、少し重ねてぬい、余分な部分は切ります。
並ぬいが終わったら、こんな感じでバイアステープが立ちます。
6) 最後に、バイアステープで布端をくるみます。折り山の内側から針を出し、糸のすぐ上のコースター裏側布を小さくすくってから、また折り山に斜めに針を入れます。このぬい方をたてまつりぬいと言います。
一周ぐるっとたてまつりぬいをすれば完成です!
表側はこんな感じ。↓
裏側もきれいに仕上がりました。↓
手作りコースターで、ほっこりティータイムを♪
あまった布で作ったまんまるなコースターが出来上がりました。形もそうですが、手作りならではのぬくもりがあり、とっても素朴な感じで、可愛らしいですよね。不思議とホットドリンクが、より温かそうに見えます。個人的には、たてまつりぬいは初めて挑戦したんですが、慣れてしまえば簡単で、仕上がりもきれいにできるので、いろんなぬい物の仕上げにも使えそうです。
今までは、裁縫の苦手意識もあり、入園グッズなど絶対に必要なものしか作ってきませんでしたが、こうやって小物作りにチャレンジしてきれいにできると、かなり愛着が湧いてきて大切に使おうという気持ちになりました。皆さんも手作りコースターで、ほっこりティータイムを楽しんでみてはいかがですか?
写真・文/JUNKO