ゆったりしたAライン。裾が歩みに合わせて揺れます
色無地のきものから、ロングブラウスを作りました。絹独特のなめらかさと光沢をたたえた、ゆったりとしたAライン。裾が歩みに合わせてふわりと揺れる、おしゃれなリメイクです。身幅もたっぷりなので、体形を気にしないで着られますね。ポイントはもう一つ、ロングブラウスに合わせた小さなスカーフ。古い半衿を染めて、衿元にのぞかせています。
スカーフに合わせて淡いグレーのスカートでコーディネート。裾広がりの柔らかさをいかしています。
スカーフは、使わなくなった刺しゅう入りの半衿を染めたもの。色違いで用意しておくと、今日は青、今日は黒...というふうに気分に合わせて着替えられます。
小さなスカーフは、ブラウスの後ろえりに付けたスナップボタンで固定します。
下の方に面で着脱できるテープを付けて、左右の端のずれを防ぎます。
※作り方は『毎日が発見』2017年12月号「岡本孝子さんのいま着たいシンプルきものリフォーム」で紹介しています。
取材・文/飯田充代 撮影/木下大造
<教えてくれた人>
岡本孝子(おかもと・たかこ)さん
岡本孝子(おかもと・たかこ)さん
1937年、東京生まれ。文化服装学院デザイン科卒業。1987年より劇団SCOT主宰の鈴木忠志さんとともに舞台衣装政策に携わる。2003年よりフリーランスとして活躍し、現在もオペラなど多くの舞台衣装を作り続けている。きものリフォーム歴も長い。自身が着る服やバッグもすてきなリフォーム作品ばかり。