まるで別世界! 自然が作り出す芸術の世界〝霧氷〟を見に行きましょう

まるで別世界! 自然が作り出す芸術の世界〝霧氷〟を見に行きましょう P4-7莉雁捷縺ョ逋コ隕・1712p004_01.jpg凍えるような寒さの中でこそ生まれる、絶景があります。氷の結晶、霧氷です。
霧氷とは、水蒸気や空気中の霧が樹木に付着し凍りつく現象のこと。「樹氷」、「粗氷」、「樹霜」に分けられます。

「樹氷」は霧の粒が強い風によって樹木などに吹き付けられ、白や半透明の氷層が付着してエビフライの衣のように分厚くなる現象。「粗氷」は樹氷に比べて氷の粒が大きく、透明または半透明の氷の塊が樹木に付着したもので、気温が氷点下2~10℃の間でできやすくなります。そして「樹霜」は水蒸気が昇華し樹の枝などに付着する霜のこと。樹の枝の風上だけに針状の結晶が付くため、木々の片側だけが白く見えます。

スキー場などで、枝が凍ってきらきら光っている光景などを見たことはありませんか? または"スノーモンスター"とも呼ばれる、蔵王の雪に包まれた木々のダイナミックな景色は有名ですよね。雪国だけの現象のようにも思いますが、実は北は北海道から、南は九州まで、多くの地域で見られます。そこで、ロープウェーやゴンドラで見に行ける、おすすめ霧氷スポットをご紹介します。別世界に足を踏み入れたような気分を、ぜひ体験してみてください。
※霧氷は気候の状況により発生しないことがあります。また、ロープウェーは天候により運休になる場合があります。事前にお問い合わせの上お出かけください。お出かけの際はしっかり防寒をした服装で、雪の上でも歩きやすい靴の着用をおすすめします。

 

◆蔵王ロープウェイ(見ごろ:12月下旬~18年3月上旬)

まるで別世界! 自然が作り出す芸術の世界〝霧氷〟を見に行きましょう P4-7莉雁捷縺ョ逋コ隕・1712p005_02.jpgロープウェーを乗り継ぎ地蔵山頂駅に到着したら、歩いてすぐの展望台へ。見渡す限りの樹氷群は感動もの。駅内の「レストラン山頂」で、お茶を飲みながら絶景を眺めることもできます。樹氷のライトアップの他、ナイトクルーザー号で観賞ポイントを巡るツアー(有料、要予約)を2017年12月23日(土・祝)~2018年3月4日(日)のうち53日間開催。詳細は要問い合わせ。

住所:山形県山形市蔵王温泉229-3
電話:023-694-9518

 

◆星野リゾートトマム(見ごろ:12月~18 年3月下旬)

まるで別世界! 自然が作り出す芸術の世界〝霧氷〟を見に行きましょう P4-7莉雁捷縺ョ逋コ隕・1712p005_03.jpg標高1,088mに位置する「霧氷テラス」へはゴンドラで約13分。せり出したテラスから絶景を望めます。カフェでは昼はスイーツ、夜はホットラムなども楽しめます。

住所:北海道勇払郡占冠村中トマム
電話:0167-58-1111

 

◆八甲田ロープウェー(見ごろ:18年1~2月下旬)

まるで別世界! 自然が作り出す芸術の世界〝霧氷〟を見に行きましょう P4-7莉雁捷縺ョ逋コ隕・1712p005_04.jpg大迫力のスノーモンスターを、ロープウェーから見下ろしたり、山頂駅付近から眺めたり、さまざまな角度から楽しめます。夕暮れ時の赤く染まる樹氷群も神秘的。

住所:青森市大字荒川字寒水沢1-12
電話:017-738-0343

 
◆御在所ロープウエイ(見ごろ:12月下旬~18年3月中旬)

まるで別世界! 自然が作り出す芸術の世界〝霧氷〟を見に行きましょう P4-7莉雁捷縺ョ逋コ隕・1712p005_05.jpg頂上駅から徒歩約3分の望湖台は、遠くの琵琶湖と目前の霧氷を同時に観賞できる撮影スポット。クリスマスのナイター営業では、闇夜に浮かぶ樹氷がロマンチックに輝きます。

住所:三重県三重郡菰野町湯の山温泉
電話:059-392-2261

 

◆雲仙ロープウェイ(見ごろ:12月~18年3月中旬)

まるで別世界! 自然が作り出す芸術の世界〝霧氷〟を見に行きましょう P4-7莉雁捷縺ョ逋コ隕・1712p005_06.jpg頂上の妙見岳駅に到着したら、5分ほど散策をして妙見岳神社へ。真っ赤な鳥居へと続く道の頭上には、霧氷のアーチが広がります。細い枝先まで色付いた雪化粧が繊細です。

住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙551
電話:0957-73-3572

 

取材・文/田中理恵

 
この記事は『毎日が発見』2017年12月号に掲載の情報です。

この記事に関連する「趣味」のキーワード

PAGE TOP