北海道・帯広に15000坪の庭を持つ90歳。紫竹おばあちゃん「花咲く野原を夢見ています」

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写真のおばあちゃんは、北国・帯広に広がる15000坪の庭に、年間2500種類もの花を咲かせる紫竹昭葉さん、御年90歳です。

花を育て始めたのは、63歳の時。56歳で愛してやまなかったご主人を亡くし、周囲が心配するほど沈んでいた数年間を経て、自分のこれからの人生を花に包まれて暮らそうとを決意したのがきっかけでした。

「小さい頃に遊んだ花咲く野原を、もう一度自分の手で作りたい」

最高にチャーミングな笑顔でそう話す紫竹おばあちゃんの思いは、当時からずっと変わらず、ただその一つだけ。家族とともに来る日も来る日も花と向き合い、試行錯誤を繰り返し、やがて色とりどりの花が春から秋まで絶え間なく咲き群れる庭になりました。

63歳からスタートした夢。90代を迎えたいまも、毎日庭を歩き、かわいい帽子をかぶって、訪れるお客さまを出迎えています。

花を上手に育てるコツは?

「私の仕事はただ見守ること。咲きたいという花の思いに任せるの」

紫竹おばあちゃんの答えはとてもシンプル。中には発芽しないものもあるし、途中で絶えてしまうものもある...。残念だけれどそれを受け止め、植物自身の生き方に委ねる。それが信条です。

  

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「育つ子は育つの。心配しなくても、みんな自分で大きくなるわ」

  

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「紫竹ガーデン」にある野生的で丈夫な品種を集めたコーナー、7月初めの景色。農薬を一切使わずに育てています。本当に野原みたい!

  

『毎日が発見』10月号では、紫竹おばあちゃん流・花の種の蒔き方を紹介しています。

  

<教えてくれた人>

紫竹昭代(しちく・あきよ)さん
1927年北海道帯広生まれ。1992年「紫竹ガーデン」をオープン。長女や孫、スタッフと共に、いまも毎日庭に立ち、花人生を走り続けている。

  

北海道・帯広に15000坪の庭を持つ90歳。紫竹おばあちゃん「花咲く野原を夢見ています」 紫竹ガーデン

紫竹ガーデン
住所 北海道帯広市美栄町西4線107
電話 0155-60-2377
営業時間 8:00~18:00
営業期間 4月15日~11月末(期間中は無休)
料金 大人800円 子ども200円
交通 とかち帯広空港から車で28分(行き方は複数あります)
http://shichikugarden.com

 
この記事は『毎日が発見』2017年10月号に掲載の情報です。

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