今年のお彼岸は9月20日（水）～26日（日）。お彼岸のころに咲くことから、「彼岸花」と呼ばれるようになったという深紅の花は、別名、曼珠沙華とも呼ばれます。夏が終わり、気温が和らぐと開花が始まる、まさに秋の訪れを告げる花です。土手やあぜ道などで見かけることも多いですよね。
日本の原風景が残る棚田を散策したり、童話の舞台となった地を訪ねたり...。数百万本が咲く群生地では、赤い絨毯の上を歩いているような気分が味わえます。どこか懐かしさを感じる風景に、心を癒やしに出かけませんか。
各地で見ごろを迎える彼岸花の名所を、「里山」「水辺」「公園」と、シチュエーション別にご紹介します。
＜里山編＞
「蓑沢彼岸花群生地」
山間の地で稲穂が輝くころに最盛期を迎えます。約300mの遊歩道に沿って群生。
住所：栃木県那須郡那須町蓑沢地区 問い合わせ：0287-76-2619（那須町観光協会）
「日高巾着田」
約500万本が咲く、屈指の名所。9月16日（土）～10月1日（日）は特産品などの販売をする祭りも開催。近くの日和田山からの眺めも絶景です。
住所：埼玉県日高市高麗本郷125-2 問い合わせ：042-982-0268（巾着田管理事務所）
「日向地区彼岸花」
日向薬師バス停周辺の他、至る所に彼岸花が群生します。見頃に合わせた週末に臨時観光案内所で配布される、散策マップを手に歩きましょう。
住所：神奈川県伊勢原市日向 問い合わせ：0463-73-7373（伊勢原市観光協会） 写真提供：一般社団法人伊勢原市観光協会
「稲渕の棚田」
日本の棚田百選の一つ。棚田を見下ろす、朝風峠からの眺めもおすすめです。9月23日（土・祝）・24日（日）は案山子コンテストを開催します。
住所：奈良県高市郡明日香村稲渕 問い合わせ：0744-54-2362（飛鳥京観光協会）
「辻の彼岸花」
馬洗川沿い約2000㎡が、満開時にはまるで深紅の絨毯のようになります。他にも町内各所に自生地があり、ドライブで巡るのもおすすめです。
住所：広島県三次市吉舎町辻 問い合わせ：0824-43-3111（三次市吉舎支所）
「つづら棚田」
約50万本の彼岸花が咲き、黄金色の稲とのコントラストが美しい。９月16日（土）～18日（月・祝）の祭りでは地元の物産を販売します。
住所：福岡県うきは市浮羽町新川 問い合わせ：0943-76-9059（うきは市うきはブランド推進課）
＜水辺編＞
「矢勝川」
童話作家・新美南吉の故郷で『ごんぎつね』の舞台を、約300万本の彼岸花が彩ります。9月16日（土）～10月4日（水）は祭りを開催します。
住所：愛知県半田市岩滑地区（矢勝川沿い） 問い合わせ：0569-32-326（半田市観光協会）
「桂浜園地」
琵琶湖北部の湖岸沿い約300ｍに彼岸花が咲き、遊歩道を歩きながら観賞できます。湖面と花を美しく染める夕日の時間帯もおすすめです。
住所：滋賀県高島市今津町桂（桂浜園地） 問い合わせ：0740-33-7101（びわ湖高島観光協会）
＜公園編＞
「皇子原公園」
古墳などがあり、神武天皇ご生誕の地と伝わる公園は、敷地の約半分を彼岸花が包みます。9月23日（土・祝）は祭りを開催します。
住所：宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田 問い合わせ：0984-42-3393（皇子原公園管理事務所） 写真提供：高原町観光協会
「船岡城址公園」
公園入り口からリコリス坂、スロープカーに乗って行ける頂上まで、至る所が赤く染まります。9月16日（土）～30日（土）は祭りを開催します。
住所：宮城県柴田郡柴田町大字船岡館山95-1 問い合わせ：0224-55-2123（柴田町商工観光課）
※花の見頃時期は例年のものになります。気候条件等により開花状況には変動の可能性がありますので、事前にお問い合わせの上お出かけください。