マジックは手先が器用でなければできない? そんなことはありません! 器用でなくてもできるマジックはたくさんあります。
本連載ではそれほど難しくない技術で、かつ身近な日用品を道具として使うカンタンなマジックを紹介します。カンタンとはいえ、適切に演じれば「ウケる」こと間違いなし!のマジックばかりです。商談で、友人との集まりで、家族で、マジックを披露して、場を盛り上げる喜びを味わって! 各マジックの動画つき。
マジック16
ハズレ? と思いきや...... ひっくり返るトランプ
選んだトランプを、一組の中ほどに戻します。おまじないをかけてトランプを広げると、スペードの5が表向きになっていますが、選んだトランプではありません。しかし、スペードの5の隣から5枚配っていくと、選んだトランプが現れます。
●難易度・・・簡単
●演技時間・・・約2分
【用意するもの】
トランプ1組
1「トランプを使ったマジックをします。まず、1枚引いてください。
表を見て、マークと数字をしっかり覚えてくださいね」
引いたトランプを一組の中に戻します。
2「指を鳴らすと...... 1枚だけ表向きになります」
観客「......?」
「あ、これが選んだトランプというわけではないですよ。これは、選んだトランプの場所を示しています。数字が『5』ですから......」
3「ここから5枚配ります。1、2、3、4、5枚目。覚えたトランプは何でした?」
観客「ダイヤの10」
「見事に当たっています」
↓↓↓↓このマジックを動画で見ることができます。↓↓↓↓
このマジックのタネあかしは近日公開。
自分でやってみたいかたは要チェック!
日向 大祐(ひゅうが・だいすけ)
マジックエアリスト。東京大学工学部卒、同学大学院環境学専攻修士。観客の目の前で見せるクロースアップマジックを中心に、会員制レストランや企業パーティー等で活躍。2009年、イギリスで開催された「Blackpool Magic Convention」にて優勝、日本人初の欧州チャンピオンに輝く。同年、マジックのオリンピック「FISM」日本代表。
(日向大介/KADOKAWA)
ちょっとした「タネと仕掛け」で絶対盛り上がる手品を21個収録。マジックを成功させるのに必要な「人の心をつかむコツ」などもしっかり解説。誰でもすぐに実践できます!