マジックは手先が器用でなければできない? そんなことはありません! 器用でなくてもできるマジックはたくさんあります。
本連載ではそれほど難しくない技術で、かつ身近な日用品を道具として使うカンタンなマジックを紹介します。カンタンとはいえ、適切に演じれば「ウケる」こと間違いなし!のマジックばかりです。商談で、友人との集まりで、家族で、マジックを披露して、場を盛り上げる喜びを味わって! 各マジックの動画つき。
マジック15
意表をつくエンディング! 貫通コイン2
コインをテーブルに置きます。コショウのビンを紙ナプキンでくるみ、ビンでコインを叩きます。「叩いているうちにコインが貫通します」と言いますが、突然コショウのビンが消えてしまいます! 消えたビンはテーブルの下から出てきます。「貫通コイン」に続けて演じるのも効果的です。
●難易度・・・簡単
●演技時間・・・約1分
【用意するもの】
コイン、コショウや塩のビン(割れない素材のもの)、紙ナプキン
1「コインを使ったマジックをしてみましょう。まず、コショウのビンをこんな風に紙ナプキンで覆います」
2「このコショウのビンでコインを叩くと、コインがテーブルを通り抜けますよ」
3「コインは......、まだここにありますね?」
観客「はい」
4「いきますよ」
5突然、紙ナプキンがぺしゃんこにつぶれます!
6ビンは消えています。
「どうやらビンのほうが通り抜けちゃったみたいですね」
テーブルの下からコショウのビンを取り出します。
このマジックを自分でやってみたいかたは要チェック!
日向 大祐(ひゅうが・だいすけ)
マジックエアリスト。東京大学工学部卒、同学大学院環境学専攻修士。観客の目の前で見せるクロースアップマジックを中心に、会員制レストランや企業パーティー等で活躍。2009年、イギリスで開催された「Blackpool Magic Convention」にて優勝、日本人初の欧州チャンピオンに輝く。同年、マジックのオリンピック「FISM」日本代表。
(日向大介/KADOKAWA)
ちょっとした「タネと仕掛け」で絶対盛り上がる手品を21個収録。マジックを成功させるのに必要な「人の心をつかむコツ」などもしっかり解説。誰でもすぐに実践できます!