マジックは手先が器用でなければできない? そんなことはありません! 器用でなくてもできるマジックはたくさんあります。
本連載ではそれほど難しくない技術で、かつ身近な日用品を道具として使うカンタンなマジックを紹介します。カンタンとはいえ、適切に演じれば「ウケる」こと間違いなし!のマジックばかりです。商談で、友人との集まりで、家族で、マジックを披露して、場を盛り上げる喜びを味わって! 各マジックの動画つき。
マジック10
運命でつながっている!?双子の割り箸
割り箸を割り、片方を観客に持ってもらいます。もう片方をライターであぶって焦がしてから、観客の持っている箸を確認すると......観客の箸のほうも同じように焦げています!
●難易度・・・簡単
●演技時間・・・約2分
【用意するもの】
割り箸(紙の箸袋に入っているタイプのもの)、ライター
1割り箸を割ります。
「どちらかを好きなほうを指差してください」
片方の箸を箸袋に戻して、持ってもらいます。
2もう片方の箸をライターであぶって焦がします。
「ところで、運命を感じるエピソードって何かありますか?......たとえば双子って同時に風邪を引いたり、同時に同じことを思ったりしますよね。運命でつながっているわけです」
3「割り箸も言ってみれば双子みたいなものですよね?ところで、持っている箸が熱くなったような感じがしませんでしたか?」
観客の箸を取り出すと、同じように焦げ目が出来ています!
自分でやってみたいかたは要チェック!
日向 大祐(ひゅうが・だいすけ)
マジックエアリスト。東京大学工学部卒、同学大学院環境学専攻修士。観客の目の前で見せるクロースアップマジックを中心に、会員制レストランや企業パーティー等で活躍。2009年、イギリスで開催された「Blackpool Magic Convention」にて優勝、日本人初の欧州チャンピオンに輝く。同年、マジックのオリンピック「FISM」日本代表。
(日向大介/KADOKAWA)
ちょっとした「タネと仕掛け」で絶対盛り上がる手品を21個収録。マジックを成功させるのに必要な「人の心をつかむコツ」などもしっかり解説。誰でもすぐに実践できます!