マジックは手先が器用でなければできない? そんなことはありません! 器用でなくてもできるマジックはたくさんあります。
本連載ではそれほど難しくない技術で、かつ身近な日用品を道具として使うカンタンなマジックを紹介します。カンタンとはいえ、適切に演じれば「ウケる」こと間違いなし!のマジックばかりです。商談で、友人との集まりで、家族で、マジックを披露して、場を盛り上げる喜びを味わって! 各マジックの動画つき。
マジック7
手で名刺を印刷!?ハンドプリンター
名刺入れから名刺を2枚取り出しますが、どちらも両面が真っ白です。しかし、マジシャンの手の中をくぐらせると......なんと一瞬で印字されて、本物の名刺になってしまいます!
●難易度・・・簡単
●演技時間・・・約1分
【用意するもの】
名刺3枚(裏面が白く、なるべく滑りが良いもの)、両面テープ、またはのり
1「こちらが私の名刺......あっ、すみません。おかしいな......」
取り出した名刺は両面が真っ白のものばかりです。
2「失礼しました。ちょっとお待ちください。私の名刺は......」
3「こちらです! 印刷したての新品ですよ」
このマジックのタネあかしはこちら。
自分でやってみたいかたは要チェック!
日向 大祐(ひゅうが・だいすけ)
マジックエアリスト。東京大学工学部卒、同学大学院環境学専攻修士。観客の目の前で見せるクロースアップマジックを中心に、会員制レストランや企業パーティー等で活躍。2009年、イギリスで開催された「Blackpool Magic Convention」にて優勝、日本人初の欧州チャンピオンに輝く。同年、マジックのオリンピック「FISM」日本代表。
(日向大介/KADOKAWA)
ちょっとした「タネと仕掛け」で絶対盛り上がる手品を21個収録。マジックを成功させるのに必要な「人の心をつかむコツ」などもしっかり解説。誰でもすぐに実践できます!