体に水分が過剰にたまることでおきる「むくみ」。その過剰な水分を排出するには"水出し"が必要となってきます。そこで、最もたまりやすい脚の水分を排出するエクササイズを紹介しましょう。
まずは15秒以内ですむ「15秒以内ポーズ」にて、筋肉を強化。次に、足指マッサージでつま先からの冷えを取れば水出し完了です!
〜「15秒以内ポーズ」で"貯筋"する〜
"貯筋"とは、「運動で筋肉を鍛え、貯金のように蓄える」という考え方。毎日続けることで、むくみ知らずの体になれます。
『ピラミッドのポーズ』(全部で10秒)
おなかに力を入れながら、限界まで体を持ち上げる。その際、重心はかかとに置くこと。手の向きはやりやすい方向で構いません。
『人魚のポーズ』(片脚5秒)
横向きになり上半身を起こした状態で下側の脚を上げる。その際、上体はなるべく起こし、体は床と垂直に。太ももの内側に力を入れること。くねくねと姿勢が崩れ、お尻が後ろに倒れないように注意。
『脚サンドイッチのポーズ』(全部で10秒)
背筋を伸ばして長座し、ひざの間にブランケットなどを挟み、押しつぶす。その際、脚のつけ根に力を入れること。足首は90度をキープし、両足は揃える。両足の指が離れると、内ももに力が入らなくなります。
『時計のポーズ』(片脚5秒)
片足のつま先を両手で持ち、ひざを伸ばした状態で脚を引き上げる。その際、背筋は伸ばし、おなかに力を入れておくこと。ひざを曲げてしまうのはNG。体がかたく、つま先まで手が届かない場合は、足にタオルをかけて行いましょう。
『たまごのポーズ』(全部で15秒)
両足をつけてしゃがみ、かかとを床につけたまま上半身を丸める。その際、両ひざはくっつけ、足の親指に力を入れること。かかとを上げるのはアキレス腱が伸びないのでNGです。
『スライディングのポーズ』(片脚15秒)
片足をお尻の下に敷き、背筋を伸ばして長座のポーズをします。その際、おなかに力を入れること。また、足を外側に出すのは前太ももが正しく伸びないためNGです。
〜「足指マッサージ」で血流を促す〜
ふくらはぎのむくみは、足指や足首の筋力低下も一つの原因。筋肉をほぐし、血流を促すマッサージを取り入れましょう。
『グルグル、スポン!のワザ』
1. 縮こまった関節をほぐすように、足指をグルグル回す
2. 栓を抜くイメージで、スポンと引っ張って離す
『爪の横をゴリゴリのワザ』
爪の横を痛気持ちいいくらいの強さで揉みます
『脚の指開きのワザ』
足指と足指の間を手で広げて、前後にパタパタする
『手足の指合体のワザ』
1. 足指の間に手の指を入れて、ぐるりと回転させます
2. 1の状態のまま、今度は足首もゆっくり回す
「1週間フルコースで実践したら、確実にむくみがとれた!」との声もある、こちらのポーズ&マッサージ。毎日続けることが大切です。
レッグ・コンシャリスト ボディスポット・ペルヴィシャス主宰 斉藤美恵子先生
(さいとう・みえこ)1957年、10月生まれ。O脚を克服した自らの経験から独自の美脚メソッドを開発。30年間で2万人以上の女性の骨格や脚の悩みを解決してきた。著書も多数出版。