今が旬!「梅」と「梅酢」のすごいパワーで夏を乗り切る

1806p036_01.jpg梅はミネラルやB1カロテン、ビタミンCなどが豊富。梅の酸味は主にクエン酸とリンゴ酸で、こうした酸が胃酸の代用となり、整腸作用や食欲増進に効果があります。またクエン酸は疲労回復効果が大きく、強力な殺菌・抗菌作用もあります。今が旬の梅を使った梅酢の作り方と、梅酢を使ったレシピを料理研究家で管理栄養士の村上祥子さんが紹介します。

 
梅は嗜好品としても健康食品としても優秀!

古くから観賞用に楽しまれてきた梅が、果樹として栽培されるようになったのは江戸時代からのことです。梅干しを漬けた際にできる梅酢は、醸造酢やしょうゆのない時代の重要な調味料でした。


梅酒や梅ジュースには青くて少し硬いくらいの実が向き、梅干しにはいくらか黄色く熟したものがよいでしょう。梅酢はどちらの梅でも作れます。少々の傷や汚れは大丈夫ですが、虫食いの穴や大きな傷がある実は避けて使います。

梅の力で夏でもバテない体を作りましょう!

 

こんなにすごい!梅がもつ6つの働き

1 カルシウム、鉄、リンなどミネラルを補える
2 抗酸化&血管を強化するビタミンCが豊富
3 レモンと並ぶほどクエン酸が多い
4 クエン酸の働きで疲労回復&食欲増進
5 β-カロテンが動脈硬化を予防
6 水溶性食物繊維・ペクチンがたっぷり

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梅酢のパワーで夏を乗り切る!

梅を酢に漬けて作る梅酢は、梅のクエン酸、リンゴ酸、ビタミンC&酢の酢酸で相乗効果が得られます。
酢のアミノ酸が梅の代謝促進の働きや抗酸化作用を高め、さまざまな有効成分の吸収もとても良くなります。酢は疲労回復や整腸作用、血圧やコレステロールの調整、血糖値の上昇を緩やかにする作用など、健康効果は抜群です。そこに梅の効果が加わり、パワフルな毎日のために健康を支えます。

 

こんなにある!梅酢のパワー

1 糖尿病改善 血糖値の上昇を抑える。
2 高血圧改善 血液サラサラで血圧が正常化。
3 高コレステロール改善 コレステロール値が改善。
4 がん予防 免疫力が高まる。
5 骨粗鬆症予防 カルシウムの吸収を助ける。
6 冷え性改善 手足がポカポカと温まる。
7 肩こり・腰痛解消 血流が良くなりこりが解消。
8 疲労回復 代謝力がアップして疲れ知らず。
9 肌荒れ予防 ビタミンC効果でツルツル美肌に。
10 ダイエット効果 血流や代謝が良くなり、やせやすくなる。

 

次の記事「疲労回復、整腸作用あり! ‟冷凍梅"で作る梅酢の作り方(2)」はこちら。

取材・文/石井美佐 撮影/中野正景 協賛/紀州農業協同組合

<教えてくれた人>
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

料理研究家・管理栄養士。1942年、福岡生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。食材の持つ力で健康寿命の延伸を図る研究に関与する。同大学内の「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。

この記事は『毎日が発見』2018年6月号に掲載の情報です。

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