胸や体の前側を伸ばして肩こりも解消!"エビ反りストレッチ"/前新式寝たままリンパ体操

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リンパティック・ストレッチ考案者の前新マミ先生

柔らかい背中を目指しましょう

加齢であったり、同じ姿勢を続けることが多いと、背筋は硬くなっていき、肩甲骨の周辺も固まりがちになります。背中が丸くなり、同じ姿勢で緊張状態が続くと肩こりなどの不調を招きます。

通常、血液は酸素や栄養分を体のすみずみに供給する働きをしていて、リンパは疲労物質を回収する役割があります。リンパの流れを良くするためには筋肉を動かすことが大切ですが、人の動きや日常動作は体の前側での動きがほとんどです。

このため背中側の筋肉は前側へと伸びることが多く、縮めて使うことがあまりありません。伸びて縮むという伸縮性があると筋肉は柔軟性を保つことができます。筋肉に柔軟性があり、血液やリンパの流れがスムーズになると疲れにくい上に、こりのもととなる疲労物質もたまりにくくなります。

背中側をしっかり縮めるようにストレッチすることで、柔らかい背中を目指しましょう。また、背筋をしっかり縮めると自然と胸や体の前側は引き伸ばされるので、体の前側と後ろ側のバランスが整ってきます。

胸や体の前側を伸ばして肩こりも解消してくれる「エビ反りストレッチ」を、リンパティック・ストレッチ考案者の前新マミ先生に教えてもらいました。

 

エビ反りストレッチ(4回)

脚と脚は必ず少し開いて行います。そうしないと腰に負担がかかります。

1 うつぶせになる


胸や体の前側を伸ばして肩こりも解消!"エビ反りストレッチ"/前新式寝たままリンパ体操 1806p107_01.jpg両足を少し開いて、うつぶせになります。

2 足の甲をつかむ

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足の甲か足首を手でつかみます。

 

3 手で足を引く

胸や体の前側を伸ばして肩こりも解消!"エビ反りストレッチ"/前新式寝たままリンパ体操 1806p107_03.jpg肩甲骨を寄せるように脚を手で引き寄せます

 

胸や体の前側を伸ばして肩こりも解消!"エビ反りストレッチ"/前新式寝たままリンパ体操 1806p107_04.jpg手が脚に届かないときはタオルを足首にかけて行います。

◎Point
背中を反らせることより、肩甲骨を寄せるように意識します!

 

※前新マミさんのその他のリンパ体操はこちら

取材・文/石井美佐 撮影/藤田浩司 ヘアメイク/ange

胸や体の前側を伸ばして肩こりも解消!"エビ反りストレッチ"/前新式寝たままリンパ体操
<教えてくれた人>
前新マミ(まえあら・まみ)さん

1950年、北海道函館市生まれ。バレリーナ、プロダンサーとして活躍。バレリーナのためのリンパティック・ストレッチを考案。著書に『寝たままスッキリ!リンパ体操』他。

 
この記事は『毎日が発見』2018年6月号に掲載の情報です。

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