『食べなきゃキレイになれません 食べるほどやせて肌も体も若返る食事術』 (萩野祐子/KADOKAWA)第5回【全10回】
女優・タレント・アスリートらがこぞって指名する人気管理栄養士、萩野祐子さん。その初めての著書『食べなきゃキレイになれません 食べるほどやせて肌も体も若返る食事術』(KADOKAWA)では、40代、50代からでも理想の体になれる、"食べるほどキレイになる"食事法をたっぷり紹介しています。 今回はこの本の中から、「どんな美容法より効くのは噛むこと」「キレイになる黄金比は『ご飯:おかず=6:4』」といった、目からウロコが落ちるようなメソッドの数々をご紹介します。 食事は毎日、そして一生続くこと。「何を」「どう」食べるかちょっと見直して、一生モノのキレイと健康を手に入れましょう!
※本記事は萩野 祐子著の書籍『食べなきゃキレイになれません 食べるほどやせて肌も体も若返る食事術』から一部抜粋・編集しました。
朝食は「起きてすぐ」にとる
キレイになるための一日のスタートをきるなら、まずは毎朝ご飯を食べることです。朝食を抜くと、寝ている間に下がった体温も代謝も上がりません。すると、一日のエネルギー消費量も少ないまま、太りやすい体ができあがってしまいます。だからこそ、朝食をとる習慣はキレイになるためには欠かせません。
「朝食を、どのタイミングで食べるか?」もキレイを左右する大きなポイントになることを知っていますか?
以前、私のクライアントの女性からこんな相談を受けたことがあります。「それまで抜いていた朝食をとるようにしたのに、なかなか思うように体重が減らないんです」。
詳しくヒアリングしてみたところ、アクティブな彼女は朝起きたらまず、軽いエクササイズやお部屋の掃除などを済ませ、身支度を整えるまでにたっぷり1時間。そこから落ち着いて朝食をとり、その後でのんびりしていることがわかりました。
じつは、なかなかやせない原因は朝食をとるタイミングにありました。やせるさまたげとなっていたのは、血糖値です。起床時に低下していた血糖値は、活動をすることによりさらに下がります。そこではじめて食事をとると、血糖値が急上昇するのは当然のこと。血糖値が急上昇すると、やせるどころか太りやすくなるのです。
そこで、彼女には行動の順番を変えるようアドバイスをしました。朝起きてから「動く→食べる」ではなく、「食べる→動く」と活動する順番を変えるだけで、血糖値の乱高下をセーブでき、やせやすくなるからです。
朝起きてすぐに朝食をとり、そこからいつもと同じ活動をするようにしただけで、血糖値は安定し、やせやすい体になっただけでなく、「今までより体調もよくなった」という報告がありました。朝食は朝起きてすぐにとること。「活動するなら、朝ご飯を食べてから」がキレイになるための朝のルーティンです。
もしも「朝は食欲がない」という人は、前の晩の食事を見直すことが大事。「脂質をとりすぎていないか?」「寝る直前にドカ食いをしていないか?」をチェックし、もし心当たりがあるならそこを改善していきましょう。