加齢により物忘れが増えるのは自然な現象といわれていますが、では、それを実感するのはどんな時なのでしょうか?
物忘れを実感する状況1位は「あの人の名前なんだっけ?」
アンケートによると、生活の中で一番物忘れを実感する状況は、「人の名前が出てこない」が85.3%で1位という結果になりました。相手の名前を思い出せなくて、会話に困った経験があるようです。
「何をしようとしたか忘れる」が58.0%で2位。僅差で「漢字が思い出せない」が57.7%で3位となりました。どれも思い当たるという方も、意外と多いと思います。なお、4位の「会話の中にアレとかソレが増えた」には、「夫婦でアレソレ言っていたら娘に笑われた」と、ほほえましいエピソードも。
オレンジページ暮らし予報「物忘れ調査」より
加齢が原因と考える人は、9割以上!
では、物忘れの原因は何かという質問に対して、「年をとったから」と答えた人が94.1%と断トツの結果となりました。物覚えが悪くなり忘れやすくなるのは、老化現象の一つとして有名です。ほとんどの人が実感しているようですね。
気になるのが、2位の「パソコンやスマートフォンに頼っているから」が33.6%だったこと。今は機械があればすぐに調べてメモを残しておけるため、自力で覚えておく必要がありません。「覚えるのに時間がかかったものは忘れにくい」という説もありますから、便利な時代だからこその回答といえるでしょう。
オレンジページ暮らし予報「物忘れ調査」より
対策は「メモをとる」のが一番!
では、実生活の中でどのような対策がとられているのでしょうか? もっとも多いのは、「メモをとる」の75.5%です。単純だけど確実な方法ですよね。メモが残るだけでなく、書くことで記憶に残るというメリットもあります。
それ以外は、ほぼ横並びの結果となりました。その中で、2位の「インターネットなどで調べて、忘れたままにしない」の22.7%は、便利な機械がそれだけ生活に浸透している表れといえるでしょう。
オレンジページ暮らし予報「物忘れ調査」より
ちょっと小ネタ。「物忘れと認知症は何が違うの?」
ところで、加齢による物忘れと認知症の違いについて、疑問をもつ人もいるのではないでしょうか? 加齢による物忘れの場合は、「物忘れの自覚がある・生活に支障はない・判断力も問題ない」ようです。そして認知症の場合は、「物忘れの自覚がない・生活に支障がある・判断力の低下」となります。つまり、完全に別物なのです。
物忘れが増えたからといって、必要以上に不安がる必要はありません。物忘れの自覚がある方や、家族に物忘れの激しい人がいる方は、今回のアンケートを参考に、落ち着いて対策をしてくださいね。前向きにとらえて、明るい生活を送りましょう。
文/今野菜美