〝嫌〞な気持ちを大事にすると自己治癒力がアップする! 9割の病気は自分で治せる(4)【連載】

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9/6より毎週水、木曜更新!

健康であるためにはどうしたらいいのか? セルフメディケーションの時代と言われる今、私たちもそれなりの健康常識は身につけておく必要があります。
病気というものをどうとらえるか、医者との付き合い方、 病気にならない考え方――。ほかにも、食事の摂り方、ストレスの対処の仕方、あるいはダイエットを成功させるコツな ど、明るく元気に毎日を過ごしてもらえる有益な情報を連載でお届けします。今の生活をもう一度見直し、自己治癒力を高めるスキルを学びませんか?

ストレスセンサーの精度を保つことが大切

長生きを目指すなら、若いうちから自己治癒力を高める生き方を実践するのが一番です。

しかし若くて元気なうちは、今しかできないことに思い切りチャレンジしてほしいと思います。自己治癒力を念頭に置いた生き方は、エキサイティングとは言えないからです。

一方、40歳を超えると話は少し異なります。男女ともに、体内環境は若いころと大きく違い、自己治癒力は急速に低下していきます。したがって、40歳を超えたら、自己治癒力を意識した考え方、生き方をするかどうかで、病気になるかどうか、ひいては健康寿命が大きく左右されると言えます。

自己治癒力を高める具体的な方法はほかの章に譲りますが、みなさんがご存じのことも多いのです。しかし、それらを実践するだけではあまり効果が期待できません。実践した効果を左右する最も肝心なこととは、ひと言で言えば、みなさんが受けているストレス負荷の度合い、つまり「どれだけ快適に楽しく生きているか」ということなのです。

自分のしたいことをやっているか? 嫌なことが多くないか? 異常に我慢をしていないか? 毎日が楽しいか? 心配事が多くないか? 疲れていないか? といった点に留意することが大切です。

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ストレス負荷の度合いは意外と自分ではわかりにくく、責任感の強い人、義務感の強い人、我慢強い人、遠慮深い人、周りを気にしすぎる人などは、自身のストレス負荷を過小評価する傾向にあるので要注意です。

また、ストレス負荷で最もやっかいなのは、誰もが逃げ出す強いストレス負荷ではなく、辛うじて我慢できる程度のストレス負荷が、長く慢性的に続く状態です。これにより、大切なストレスセンサーである〝嫌(NO)〞という感覚が麻痺してしまうからです。

まずはストレスセンサーである〝嫌〞という正直な感覚を大切にしましょう。仕事や人間関係をはじめ、生き方そのものに対しても、自分は不当に我慢していないかと、折に触れ自問してみることが不可欠です。

ある程度の年齢になったら、少々わがままに、自己中心的に生きたほうがいいのです。

岡本 裕先生(おかもと・ゆたか)
1957年大阪生まれ。e-クリニック医師。大阪大学医学部、同大学院卒業。卒業後12年あまり、大学病院、市中病院、大阪大学細胞工学センターにて、主として悪性腫瘍(がん)の臨床、研究にいそしむ。著書に『9割の病気は自分で治せる』『9割の病気は自分で治せる2【病院とのつき合い方編】』『9割の病気は自分で治せる【ストレスとのつき合い方編】』(以上、KADOKAWA)、『22世紀。病院がなくなる日』(飛鳥新社)など多数。

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「カラー版 図解 9割の病気は自分で治せる」
(岡本 裕/KADOKAWA)

文庫で大好評を博したベストセラー『9割の病気は自分で治せる』3部作のエッセンスを抽出し、読みやすく再構成したベスト版。自分の力で健康を保つための考え方&方法が満載です。

 
この記事は書籍「カラー版 図解 9割の病気は自分で治せる」(KADOKAWA)からの抜粋です。

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