トレンドは「お見合い」ならぬ「お見せ合い」!? 婚活アプリの利用者増で変わる価値観

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現在、日本では晩婚化が進み、婚姻組数も減少化傾向にあります。しかしこれはなにも未婚男女の多くが、結婚したくないと言っているわけではありません。むしろ、リクルートブライダル総研調べで、20~40代で約1,875万人いると言われる未婚男女のうち、結婚の意思はあるが現在恋人がいないという「隠れ結婚ニーズ」は735万人と高くなっています。

いまどきの婚活世代は、どんな方法で婚活をしているのでしょうか。リクルートグループが発表した「2018年の婚活トレンド」では、オンラインで出会い、自分に合う人を求めるために自分をさらけ出す、いわゆる「お見せ合い婚」がトレンドになると予測しています。ぜひ婚活中のみなさんはもちろん、適齢期のお子さんを持つ親御さんはご注目ください。

「お見せ合い婚」って?

婚活アプリ.png株式会社リクルート「2018年トレンド予測・婚活領域」より


いまどきの婚活世代は、これまで主流の「結婚相談所」「婚活パーティ」「合コン」だけに頼っているのではありません。最近は「婚活サイト・アプリ」を利用している婚活者の伸びが明白です。2013年に2.0%だった利用者が、わずか3年後の2016年には4.5%と、利用割合が2倍以上も増えています。

これらのサイトやアプリを活用する理由として、すでにいまどきの婚活世代はSNSを使いこなして、自分をさらけ出すのに慣れているということがあります。ふだんから「いいね」やフォロワー数を意識したり、見栄えのいい「インスタ映え」の写真を投稿したりと、つねにネットの向こう側にいる相手を意識しています。こうした世代にとって、婚活にサイトやアプリを利用するのは、自然な流れと言えるのです。

1519643008077.png株式会社リクルート ゼクシィ縁結び 公式サイト

screencapture-onet-rakuten-co-jp-lp-index_knt_l3-html-1519643018075.png楽天株式会社 楽天オーネット 公式サイト


「婚活サイト・アプリ」の特長は、リアルより何十倍も多くの異性と出会えることです。分母が大きい分、コアでニッチな趣味や、特殊な家庭環境でも、価値観の合う相手を見つけやすいのです。かつて言われていた「三高主義(高学歴、高収入、高身長)」のような、条件ありきで相手を評価するのは、もう過去の時代になっています。これからは、自分だけの価値観で相手を選ぶのがトレンドになりつつあるのです。

「お見せ合い婚」(結婚、おつきあい)の成功例

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リクルートの「2018年トレンド予測・婚活領域」資料より、実際に、婚活サイトやSNSを利用して成婚にいたった2つのケースを見てみましょう。


「Instagram婚」カップル

• 利用サービス:SNS
• お見せ合いポイント:野球専用のアカウントをつくり、同じ趣味を持つ人と交流。
• 交際のきっかけ:偶然同じ日に同じ試合を見ていて、球場で初めて顔を合わせた。


婚活サイトで出会ったカップル

• 利用サービス:婚活サイト
• お見せ合いポイント:離婚歴有りでシングルマザー、という情報を婚活サイト上に公表。初めて会った時も子供と一緒だった。
• 交際のきっかけ:シングルマザーであることを恥じず、堂々としているところに惹かれた。


このように野球専用のアカウントを用意したり、離婚歴ありでシングルマザーという家庭の事情を公表したりすることで、お見せ合い婚を成功させている事例があります。また、プロフィールに自分の色を出すべく、何度も書き直しておつきあいを成功させた事例もあります。

ただ数が多いだけでなく、開示情報を多くすることでマッチングの質と量を向上させ、成婚率を高める「お見せ合い婚」。結婚率の低下や少子化が社会問題化しつつある中、今年のトレンドになると言われる「お見せ合い婚」は、解決の切り札になるのかもしれませんね。

文/千葉洋一

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