こんにちは、もづこです。
40歳の時に妊娠を期に義実家でお義母さんと同居することになり、気が付けばもう3年。
今回は、夫と義母にまつわるエピソード後編です。
前回のエピソード:理想の親子のはずだったのに。母と息子がもう一度同居した結果...
夫とお義母さんの諍いは娘が生まれてからも続きました。
私と二人の時にお義母さんから相談を受けることも。
お義母さんも夫もどちらの言い分もわかるだけに返答に困る私。
それに、親子のケンカに入るのもどうかとあまり意見せずにいました。
そんなある夜、夫とお義母さんの話になった時...
夫が急に「おふくろとケンカになるワケがわかった...!」
といいだしました。
つまり、夫もお義母さんもお義父さんの死をきっかけに
「自分が頑張らなきゃ!」
と強い責任感が芽生えて気を張りすぎていたのです。
そしてお互いが「どうしてわかってくれないの!?」と戸惑っていた。
お義母さんは大人しく人に従うだけのひとではなかったし、息子はいつまでも世話が焼ける子供ではなくなっていた。
お互い「父(夫)」というリーダーがいた間の勘違いしたイメージのまま同居して「こんな人だと思わなかった」という混乱を招いたのです。
『すべては相手を想うがゆえのすれ違い』。
夫とお義母さんは二人きりでよく話し合いました。
お義母さんもやはり同じ思いだったようで
「きちんと話し合いができてよかった」
といっていました。
その後はやっぱり時々ケンカはしてますが以前のようなことはなくなり夫がお義母さんにわからないことは聞いたりしてうまくやっているようです。
2人は今、改めて親子の関係を再構築している最中なのかもしれません。
そして私も、今回の騒動でのんびり屋の夫のしっかりした一面に気付いたり、お義母さんも「完璧」ではなく私と同じように怒ったり失敗したりするんだなぁと親近感が湧いたりと新しい発見がありました。
これからも山あり谷あり、いろんなことがあるんだろうなぁ。
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40歳で娘を出産。漫画やイラストを描きつつ、夫と慣れない育児に奮闘しています。義母と2匹の猫と同居中。オムニバス形式の出産育児コミックエッセイ集『うちの子の場合!』(KADOKAWA)に寄稿。