「私たち夫婦は、年金生活の義両親と義弟で夫が建てた家で同居していました。しかし、独身の義弟の肩ばかり持つ義両親。夫が捨てられる形で私たち夫婦が家を出ることになりました。ある日、ほぼ縁を切った状態の義両親から突然お金を無心する連絡がきて...」
■夫は自分を捨て次男を選んだ両親とは絶縁状態に...
「もう一度家を建てよう」と前向きに考え、土地を探し始めたのです。
そうして見つけた土地の購入条件が、誰も所有権を持たない「無資産であること」というものでした。
年老いた義両親と義弟に乗っ取られてしまった家は主人の名義でしたが、思い切って名義を義父に贈与という形で手放すことにしました。
関係は悪化していましたが、主人は筋を通すために義両親に「この家はあきらめる」「50歳になった今から家を建てるので親の(お金)面倒はもう見れない」「葬式、墓などは自分たちで準備してくれ」と、話をつけてきてくれました。
義両親の答えは「あとは次男がやってくれるから」だったそうです。
義両親に捨てられた形となった主人。
かわいそうだなと心から思っていましたが本人は「すっきり」している様子で、明るく幸せな未来にわくわくしているようにも見えました。
これで丸く収まったと思ったのですが...。義弟にはたくらみがあったようなのです。
それは「いつかは家を売却して現金化する」こと。
年老いた資産ゼロの義両親にお金を貸したのも、そういった計算があったようです。
ですが、義弟が土地について調べてみると、複数の親戚(本家)の名義が混載されており、他人への売却には難しい手続きが必要で、お金がかかりそうだったのです。
それがわかったとたん、義弟は義両親へお金の返済を迫りました。
そしてまた義両親は私たちに泣きついてきたのです。
家族のために20代で住宅ローンを組み、生活をさせてくれていた長男をもっと大事にしていればよかったのに......。
義両親は自業自得だと思います。
一方私達は新築一戸建ての生活。義両親の老後の心配も考えなくていいとても幸せな時間を過ごしています。
数年間顔を合わせていませんが、たまには義両親の困った顔を見てみたいという、ちょっと意地悪な余裕すらでてきました。
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