同居する体が不自由な母「一人暮らしをしたい」。決断の裏にあった「母娘の生活苦と老後不安」<前編>

「同居する母は病気がちでしたが、ここ数年は私も体調を崩し、仕事を休職。母の貯金を切り崩し、苦しい生活状態が続いていました。最近になって、ようやく私の体調が回復し仕事に復帰した矢先、母が『一人暮らしをしたい』と言い始めたのです...」

 同居する体が不自由な母「一人暮らしをしたい」。決断の裏にあった「母娘の生活苦と老後不安」<前編> 11.jpg

■国民年金だけでの生活は無理だと思った母は...

4年ほど前から母と一緒に暮らしていますが、この2、3年は私も母も病気がちで、どうにかギリギリの生活を送っています。

母は3年前、掃除中にベッドの脚につまずき、ろっ骨を骨折。

その翌年には背骨を痛めて寝込みがちになっていきました。

そして私自身も、2年前に腰椎分離すべり症を患い、仕事ができない期間が続き収入が激減。

母に助けてもらいながら暮らしている、という状態です。

ただ、幸いなことに半年くらい前から調子が戻り始め、新しい職場にも恵まれこれから...というとき、なんと母が突然「一人暮らしをしたい」と言いだしました。

体が不自由な高齢者を住まわせてくれる、民間のアパートを探すのは難しいことは知っていました。

母にどうするつもりなのか聞いてみると、知人の持っている家に住まわせてもらい、知人の仕事を手伝うというのです。

年明けにはそちらに引っ越す計画まで立てており、驚いてしまいました。

母が一人暮らしをしたい理由...、それは金銭面にありました。

私が働けない間は母の貯金を崩しながら暮らしていたため、母の老後資金は底をつきかけています。

これから国民年金だけで生活を送るのは至難の業ですし、今後貯蓄ができるはずもありません。

そこで母はこんなことを考えたようなのです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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