「子どもたちが巣立ち、夫と2人だけの生活。顔を合わせるのも苦痛なほど、夫が嫌いで、還暦を前にモヤモヤする毎日を送っていました。そんな時です。テレビを見ていたら、ある特集が目にとまったのです。私が求めていた人生のヒントがそこにはあって...」

■画面の中の女性たちの笑顔は輝いていて
それは、「卒婚」に関することでした。
※編集部注...卒婚は「離婚せず、婚姻状態にある夫婦が互いに干渉せず、それぞれの人生を歩む生活形態」のこと
卒婚したら家事はそれぞれで、食事も買い物も洗濯もすべてが別々。
会社から帰るときの連絡もないので夕飯を気にしなくてよい、休日のお昼はバラバラ。
妻も自由に友だちと出かけ、旅行に行ってもOK。
中には居住空間を別にしている方もいるとのこと。
「私が求めている生き方」を見たようで、涙が出ました。
夫には愛情がなく、好きでもありませんが、長年連れ添っているからでしょう、情があります。
また、子どもたちが我が家に帰ってくること、そして、卑怯かもしれませんがお金の事情もあるので離婚は考えていません。
だからこそ、この卒婚という選択をすれば、私の心は軽くなり、イライラも減って、これからの人生が楽しめそうだなと思いました。
しかし...「卒婚宣言」をするのは、勇気がいります。
夫が腹を立てたり、ショックを受けたりして、あちらから離婚を切り出されたら...。
今以上に関係が悪化するのがとても怖いのです。
私もそろそろ還暦。
この先の人生もそう長くはありません。
好きなように生きたいけれど、臆病な私は「卒婚したい」のひと言が言えません。
頭の中には常に、テレビで見た幸せそうな女性たちの笑顔が浮かんでいます。
私はあんな風に笑える日がくるのかな...。
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