「その部屋は入らないで」老々介護の末に...義父の世話に追われる義母宅での「衝撃の光景」<前編>

「92歳の認知症の義父を老々介護する義母。潔癖で薄化粧も欠かさない義母が『やる気がでない』と口にするようになりました。プライドの高い義母は嫁である私に口を出して欲しくないようなのですが、心配で...」

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■認知症の症状が出始めた義父の介護に追われる義母は...

92歳の義父、84歳の義母は、我が家から20分ほど離れた所に2人で暮らしています。

義母は潔癖症だったため家の中は常に清潔。

家事もちゃきちゃきとこなす人でした。

しかし、数年前から義父に認知症の症状が出始め、粗相を頻繁にするようになってから、義母の負担が増え始めました。

私達は義父に尿取りパットや紙おむつを勧めましたが、プライドが高い義父は頑として聞き入れてくれません。

ですので義母は粗相の後始末に追われるようになりました。

そしてこの頃の義父は、とてもしっかりしている時と、ぼぉーっとしてしまう時とがあり、まるで全くの別人のようでした。

義母は一日中そんな義父の相手をしているため、精神的にも鬱々としてきてしまいました。

当然だと思います。

会う度に「なんか疲れちゃって、家事をするのが億劫になってきた」と言っていました。

そして昨年、義父が家の中で転んでしまい、大腿骨を折って3カ月ほど入院をしました。

退院する時に医者や看護師からは、在宅介護は難しいから施設へ預けた方がいいと言われた義母。

主人も私も義母の負担を考え、施設にお願いする方向で話したのですが、義母は「パパが可哀そう。私は大丈夫だから、自分が倒れて面倒見れなくなるまでは、家で面倒をみたい」と在宅介護を希望したのです。

結局義父は退院後、自宅療養ということになりました。

しかし、現実は義母が思っていたより大変でした。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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