「俺、行く必要ある?」え! 妻が救急車で運ばれるのに!? この人と生きていく自信がありません<前編>

「夫とこの先、一緒に生きていけるのだろうかと考えてしまったことがあって...。外国にいた時に私が呼吸困難になってしまったのです。当然、一緒にいた夫に救急車を呼ぶよう頼んだのですが、その時の夫の態度、今思い出しても信じられません!」

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■呼吸困難の妻の緊急事態に「眠い」と文句を言う夫

50歳を過ぎた頃、たまに夜中、急に寒くなり手が震えたりすることがありました。

ですが、ホットレモンを飲んでしばらくじっとしているとおさまっていたので、病院には行きませんでした。

ところが外国にいたとき同じ症状がおこり、呼吸困難になってしまったのです。

私は、またおさまるかもしれないと思いつつも夫に「もし、私が意識を失ったら救急車を呼んで」と頼みました。

すると「え、なんで俺がずっと起きてなあかんの?」と不満そうに言うのです。

私は震えながら夫に頼ることはできないと自分で救急車を呼びました。

そして「一緒に来て」と頼むと、「俺、行く必要ある?」というまさに「うそでしょ?」な答え。

しぶしぶついて来たものの、「眠い」と文句を言い続けていました。

1人の救急隊員が私の脈を測り、酸素マスクをつけている間、もう1人の救急隊員と笑いながら話している夫がずっと見えていました。

悲しい気持ちになると余計に呼吸が苦しくなるので、怖くなり「落ち着け」と心の中で何度も呟きました。

「あれ、本当にあなたの旦那さん?」と救急隊員も怪訝そうな表情で聞いてきました。

結局、私は近くの総合病院に運ばれ、おそらく低カリウム血症ではないかと診断されました。

高齢者にはよくある症状だそうです。

この件で、夫は私が死のうが生きようが自分には関係ないと思っていることを、初めて実感しました。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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