「浪費癖のある母親。父の死後、貯金がないことがわかり、親戚にまで借金をしました。それでも、友人とのランチに観劇..。節約という言葉を知らない母に呆れてしまい、縁を切ることまで考えています」
■「お金がない」と言い始めた母
しばらくたった後、公営住宅での生活が順調かと様子を見に行ってみたのですが、母は留守でした。
携帯電話もつながりません。
夜になって再度かけてみたところ、東京で観劇したとのこと。
このときはまあ大変な父でしたので、少しは羽を伸ばすのもよいかと目をつぶりました。
ただ、その後も時々連絡してみると友人とランチや、知り合いの家に食事を作って持って行ったや、温泉に行ってきたなどと話すのです。
そしてとうとう「お金が足りない」と言い出した母。
私たち子どもはそれぞれ結婚して皆専業主婦でしたので、自由になるお金もありません。
そういうこともあって母にはきちんとしてほしく、お金の管理はうるさく言っていたのですが、結果駄目だったようです。
母の考えには私が預かっている父の残した200万があるのだろうと思います。
しかしこれは、父のときのようにならないための大切なお金。
渡すわけにはいきません。
そんな中、母の状況をみた親戚から当面現金が必要だろうと10万円を渡されました。
母はありがたくお借りしたようなのですが、まだ返していないようです。
もちろん私が今までに貸した分も返ってきてません。
母が自立して節約や我慢する姿を見たいというのは無理なのでしょうか......。
しかも母はこのような状況なのに自覚がありません。
決め手になったのは、家族で集まったとき、有名店のケーキが準備されていたこと。
あきれてしまい、私は母と連絡を取ることをやめることにしました。
どうにでもなれ、という気持ちになったのです。
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