ナメてるの⁉︎わが家の庭にゴミをポイ捨てするヤンキー家族。しかしその行動には意外な真相が...

「60代の男性です。隣人がわが家の庭にゴミを捨てるので困っていたのですが、なぜ隣人がそんなことをするのか察した私は、相手に対する印象が変わりました」

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■私の家にゴミを捨てる隣人。どう対応すればいい!?

隣人とのトラブル話を聞いてください。

隣人にいつか言いたいと思いながら、今日も心の中で繰り返すことしかできません。

「なんで私の家の庭にゴミを落とすの? もしかして、ナメているの?」と。

隣に引っ越してきた住民が、ときどき私の家の庭にゴミを捨てるんです。

お菓子の食べカスやペットボトル、たまにチューハイの空き缶までも捨てています。

拾っても拾っても、しばらくするとまた落ちている始末。

目の前で捨てられたこともあります。

そのときはすごく腹が立ち「こらー! ええかげんにせんかい!」と、心の中で叫びました。

なぜそんなに弱気かというと、相手は体格のいい30代の強面のヤンキー風の家族だからです。

こっちは64歳の軟弱じいさん。

もしもの反撃が怖くて、直接文句などとても言えません。

隣人の姿が見えなくなると、彼らが捨てたゴミを片付けます。

こんなことの繰り返しでゴミは片付きますが、悶々とした気持ちは心の中にどんどん積もっていきました。

■なるほど...。隣人の育ちを察した出来事

そんなある日、私は意外な出来事に遭遇し、自分の考えを一変させることになります。

その日、帰宅した隣人一家が、ガヤガヤとハンバーガーを食べながら駐車場から自宅まで歩いていました。

「今日はハンバーガーのゴミをこっちに捨てる気か?」

そう思いながら半ばあきらめ顔で見ていると、隣人一家は食べていたゴミをポイと足元に捨てました。

「え?」

しかし、そこは完全に彼らの家の敷地内です。

「どうして? そこは自分の家の庭ですよ!」

私はびっくりして、心の中で叫びました。

一瞬の混乱の後、私は頭の中で整理してみました。

彼らは、自分の庭にも他人の庭にも同じようにゴミを捨てているのです。

自分の家も他人の家も公共の場も関係なく、何も考えずにゴミを足元に投げ捨てている...。

そういえば、隣人の庭にも大量にゴミが捨てられていました。

部屋の窓からゴミを投げているのも見ました。

彼らはゴミをどこに投げたのかも見ていません。

自分が隣の庭にゴミを落としているという実感すらないのかもしれません。

そこまで考えると、なぜかストンと腹立たしさは消えました。

私の家の庭だから捨てているわけではないのです。

そして、逆に隣人が少し哀れに思えてきました。

「小さい頃からそんなふうに育ってきたんだろうなあ」

隣人の家を見ながら思います。

今日も彼らの周りにはゴミがいつも転がっています。

彼らの庭にも私の家の庭にも。

私は「しょうがないなあ」と苦笑して、自分の庭に落とされた彼らのゴミを今日も拾っているのでした。

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