「10万円足りない」と着服を疑われたが真相は...少年野球団で体験した許せないトラブル

「50代の男性です。子どもの少年野球の親の会で会計係を押しつけられました。何とかこなしていましたが、後に会のお金を着服したと言いがかりをつけられてしまい...」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■子どもを少年野球に入れたら親の会が厳しくて...

私(50歳)の親戚Mさん(女性50代)の話です。

Mさん夫婦には子どもが長女、長男、次男の順で3人おり、ちょうど3歳ずつ離れています。

Mさん夫婦は2人とも大のプロ野球ファンで、自分の子どもにも野球をやらせたいと思っていました。

あわよくば、男の子はプロ野球選手にしたいとさえ思っているよう...。

そこでMさん夫婦は、長女が小学生になった頃に、地元の少年野球チームに入団させることにしました。

この野球チームはよく知られる強豪チームで、親の会が厳しいことでも有名でした。

とにかく、入団したら親の会の活動には絶対に参加しなければならないそうです。

参加すると、送迎からお茶出しまでありとあらゆる仕事を割り当てられます。

長女だけが在籍している頃は、Mさん夫婦はまだ新顔の部類だったので、簡単な仕事がほとんどだったそうです。

しかし長男、次男が在籍する頃になると、親の会での在籍期間も長くなってきたので、重要な仕事も割り当てられるようになりました。

そして、最後の3年間は会計係を任されることになりました。

Mさん夫婦は、2人ともお金の管理には自信がなかったので最初は断っていたのですが、周りに無理矢理押しつけられる形で引き受けることになりました。

仕方がなく3年ほど夫婦2人で協力して会計の仕事をこなし、次男の小学校卒業、退団と同時に親の会も引退しました。

■きちんと引き継いだはずなのに、とんでもない言いがかりをつけられて...

Mさんが親の会から退団して5カ月ほど経ったある日、新しい会長から電話が来たそうです。

何かと思って電話に出たところ、「会のお金が足りないのだが、どのように管理していたのか?」というクレームでした。

Mさんは退団の際、新しい会計係と引き継ぎを済ませていましたし、まったく身に覚えはありません...。

しかし新しい会長は、とにかくお金が10万円足りない、あなたのせいだ、の一点張り。

Mさんが着服したとでも言わんばかりの剣幕で、しまいには訴えると言い出す始末。

まったく身に覚えのない話ですが、Mさん夫婦は話し合い、揉めてしまうよりはマシと考え、お詫びをして10万円を負担することにしました。

しかし、その後も「着服しようとした」と噂になってしまい、夫婦ともにかなり嫌な思いをさせられました。

それから半年程たって、ようやく真相が判明しました。

新しい会計係が改めて集計をしてみると、今度は会のお金が10万円多いことが判明したのです。

新しい会計係が集計を間違っていたため、10万円不足と誤った報告をしてしまっていたのでした。

会長共々、Mさん夫婦のもとを訪れて謝罪し、10万円も返却してきましたが、Mさん夫婦は怒り心頭で文句を言ったそうです。

その後、長男は高校まで野球を続けましたが、いまは野球を辞めて大学生、次男は中学で辞めてしまいました。

長女だけがアマチュア球団でいまでも野球を続けているそうです。

ちなみに、あの時のことは退団して5年以上経ついまでも思い出すと腹が立つと言っています。

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